7/17金 感染+3,退院1132,治療中177。ススキノ115人抗体検査、陽性1人!2020年07月18日 09:04

7/09木 感染1266人,退院1109人,治療中157名
7/10金 感染1272人,退院1109人,治療中163名
7/11土 感染1273人,退院1113人,治療中160名 (図)
7/12日 新聞休刊日。
7/13月 感染1279人,退院1115人,治療中164名
7/14火 感染1287人,退院1119人,治療中168名
7/15水 感染1300人,退院1122人,治療中178名
7/16木 感染1306人,退院1124人,治療中182名
7/17金 感染1309人,退院1132人,治療中177名
* 北海道の感染状況。
これまでの死亡者102人 (北海道新聞朝刊から)
試験的に行われたススキノでの抗体検査では、115人のうち1人が陽性でした。対象数が少ないですが、100人程度で1人陽性はかなり高い比率です。道内の治療中の人数が200人から180人程度まで下がったあと、あまり減っていかない状況も分かる感じです。
 いまのウィルス株は、初期のS型、L型ではなくG型というヨーロッパ株か変異したもので、感染力が強い。ただし重症化率が高まったという報告はない様子です。最近「新型コロナウィルスは空気感染する?!」という研究がいくつか報告されていますが、飛沫感染、接触感染ではなく、微少飛沫のエアロゾルによる、呼吸器からの感染があらためて疑われているようです。そういえば、ナイチンゲールの基本が「室内の換気」で、看護学校の先生との会話での一致点でしたー。

「思考停止」のGoToキャンペーン。感染対策は、ない。2020年07月18日 10:42

「認知の歪み」というキーワードを使って、人の非効率的な言動を修正しようという認知療法ですが、実は根本的なところに誤りがあります。元々は、A.コージブスキーによる「一般意味論」の内容をほぼそのまま取り入れて提起された「論理療法・論理情動療法」から展開して「認知療法」が出てきたのですが、次のような混乱が起きてしまいました―。

一般意味論⇒
 人類一般の認識には本質的に(認知システム内に)誤りが組み込まれている。

認知療法⇒
 心理的な問題を抱える人たちには「認知の歪み」があるので、それを修正しよう。

つまり、臨床心理士の方などが「あなたには認知の歪みがあります」という言い方は全く不正確であって、まずは「私たち人類にはどうしようもない認知の歪みがあります」と言わなくてはいけない―ということです。
 「人間の認識上の歪み」の問題を相談相手の個人的な問題へとすり替えてしまっている…というところに本質的なズレがあります。

 一般意味論は1933年に出版された『科学と正気 Science and Sanity』によって、その基本が説かれたのですが、その本は大著であり、また内容は論理学から集合論の陥穽、そして相対性理論まで網羅する内容だったため (翻訳を試みていた先生はおられますが…) 出版を引き受ける出版社はなく、日本語で部分的に紹介する本が出版されただけで時代が過ぎ去ってしまいました。実に残念なことでした。

 人間の認識について、よく知られていることとしてはソクラテスの「無知の知」ということが挙げられます。「自分がそのことを知らないで居る、という事実に気がついて、知らないままであることに気がついている」といった意味です。哲学の出発点のように紹介される、基本的な事柄だといえます。
 「思考の出発点…」ということについて考えると、それは様々ですが、その際、ほとんど見落とされることがあり驚愕することになります。それは、「出発点…」はともかくして、さて、それでは「その出発点」となったポイントの一つ前にさかのぼることについては、その可能性を含めて「無知のまま放置されている」という事実です。
 よく知られている例を挙げてみます。「基準」とは何か―です。「何々は重い」といった普通の文章でもそうですが、「重い」と判断する基準があったわけです。しかし、その基準は暗黙のうちに使われて文章として表出されて「…重いのだ…」ということになりますが、「一体、何を基準として重い」と言ったのかが不明のまま放置されています。
 「基準」についてはさらに恐ろしいことが起きてしまいます。「それを重いとした基準が分かったとして」「その基準が正しいモノとして選ばれた、その際の基準は何だったのか…」ということになります。
 普通の人はこの段階で意識を失うか、別のことへ意識を切り替えて問題を素通りすることで、日常生活を続けることになります。
 「…を基準とするためには、それを基準として妥当だと判定出来るような、より基本的な別の基準が必要となり、…さらにそれを基準とするためには、さらにさらにそれを判断する別の基準が必要となり…」という訳で、無限遡及(むげんそきゅう:かぎりなくさかのぼる)に至るわけですね。

 このブログは「テツガクの場」でも何でもないのですが、非常に大事なことは「思考停止」つまり、それ以上にさかのぼらない…という意味で、「思考の出発点が存在して、それと同時に、それより先には遡らないという思考の限界点が存在する」ことに共感してもらえればと思います。

 残念ながら私は、コロナ禍の中で蠢く政治の世界の魑魅魍魎に関わり合う関係はないので、とりあえずは外野席から眺めているに過ぎません。その外野席から見えてきたことの一つが「PCR検査を拡充しない」という政府の思考停止状態でした
 これは元々、検査の精度に関わり、どうしても偽陰性すなわち、本当は陽性なのに「罹っていない」というエラーが一定の割合で出てしまう懸念から出発していました。
 ただし、この偽陰性などは確率の数値できちんと計算できるので、計算されるリスクという意味では分かりやすい事柄でした。しかし、PCR検査に伴う実際的な困難の数々― 1)本当は罹っているのに間違って陰性となる偽陰性の問題がある、 2)検査者が飛沫感染の危険にさらされる、 3)手作業なので作業が困難 (本当は専門的な機械で正確にかつ感染の可能性なく検査できるのですが、この事実はなかったことにされています)、 4)検査には10数時間かかる (これも様々な新しい方法では1時間とか可能)、 5)検査で陽性になっても受け入れる病床・病院が限られている―。
 こうしたことから「PCR検査はすべきではない」という暗黙の姿勢ができあがりました。国際的には見ても世界中から「!?」という驚愕を招くことになりました。また、抗原検査にしても抗体検査にしてもやはり疑陽性・偽陰性の割合が低くはないことから、政府としては「検査精度に問題があり信用ならぬから使用しない!」となって推移しています。

 こうした実績から推測してみると、「PCR検査を行わないでおけば、崩壊直前の貧弱な医療体制がとりあえず壊れず政府の体面が保たれる」という政略的な姿勢が基本にあった、ということも考えられます。

 いずれにしても、政府として国策として感染対策を増強することはなく、せいぜい、各都道府県の知事達に現場で頑張らせておけば良い…ということになってしまいました。
 このため「偽陰性の問題を確率的にきちんと把握しながら、感染対策を打ち出していく…」という姿勢が打ち捨てられました。そして突如として「観光に金をばらまいて、観光関係領域が経済的に生き延びられるようにする」という施策=GoToキャンペーンが登場したわけです。466億円かけたアホノマスクと似たパターンです。
 これには、抗原検査で陽性の人はJRなどの駅や空港で「ダメです」と拒否されることもなく、検査に関わる経費など拡充して防御をすることもなく、ただただ「感染を恐れず行け!GoToトラベル!」という、肉弾三勇士状態でスタートしました。重ね重ねの「思考停止」状況です…。というわけで、むかしの古い話と全く同じ構造になっていることにあらためて驚き呆れます。

この「全員突撃」を日露戦争の例で見てみましょう。当時、ロシアは連発発射できる機関銃(ロシア軍マキシム機関銃)を203高地に設置して、日本陸軍歩兵部隊が突撃してくるのを阻止しようとしていました。
 当時の大日本帝国陸軍は、元込め単発発射の銃を歩兵に持たせ「全員突撃!」の号令のもと、多数の歩兵が機関銃に向かって進み、あっさり撃たれ続けて「名誉の戦死」をさせられました。同じような場面は第二次世界大戦でも繰り返されています。
 死ぬのはお前の責任で、陸軍は関知しない…。旅行に出かけ、あるいは旅行者を受け入れて、新型コロナウイルスに罹って苦しむのはお前の責任であり、当局(国交省)は一切関知しない…。感染の危険について「思考停止」の無責任体制という点では同根の状態で、実に気持ちの悪い形で「歴史は繰り返す」のです…。

7/18土 感染+13,退院1139,治療中183。感染は東京290人、大阪86人。2020年07月19日 22:03

7/10金 感染1272人,退院1109人,治療中163名
7/11土 感染1273人,退院1113人,治療中160名 (図)
7/12日 新聞休刊日。
7/13月 感染1279人,退院1115人,治療中164名
7/14火 感染1287人,退院1119人,治療中168名
7/15水 感染1300人,退院1122人,治療中178名
7/16木 感染1306人,退院1124人,治療中182名
7/17金 感染1309人,退院1132人,治療中177名
7/18土 感染1322人,退院1139人,治療中183名
* 北海道の感染状況。
これまでの死亡者102人 (北海道新聞朝刊から)
北海道の治療中の人数が170-180人あたりで停滞しています。今日の新規感染者は+13人と多めで、減る傾向にはありません。ススキノのキャバクラ感染クラスターはこれまでの合計で15人。東京都290人、大阪86人と多く、東京では軽症者用ホテル確保とともに、病床数3000人まで増やすように病院に求めていますが、経済的にも疲弊している病院にはかなりの重圧となっています。
 高齢の母はだいぶ不調です。しかし、横浜にいる妹は来るつもりはあるけれども、施設の高齢者・スタッフへの感染リスクを考えると札幌まで来るわけにも行かない…。誰だろう?こんな時期に旅行に行くように妄想したのは…。

7/19日 感染+9,退院1141,治療中190。東京188、大阪89人と感染継続中…2020年07月20日 10:42

7/11土 感染1273人,退院1113人,治療中160名 (図)
7/12日 新聞休刊日。
7/13月 感染1279人,退院1115人,治療中164名
7/14火 感染1287人,退院1119人,治療中168名
7/15水 感染1300人,退院1122人,治療中178名
7/16木 感染1306人,退院1124人,治療中182名
7/17金 感染1309人,退院1132人,治療中177名
7/18土 感染1322人,退院1139人,治療中183名
7/19日 感染1331人,退院1141人,治療中190名 (図)
* 北海道の感染状況。
これまでの死亡者102人 (北海道新聞朝刊から)
北海道は新規感染者+9人です。このところ治療中の人数は減らない状況が続いています。東京、大阪に限らず全国的には第二波、北海道は第三波とならないように警戒しないといけない状況です。

今週末に予定していた、スタジオでの研修講座のイベントを中止することになりました。コロナ感染状態は直接的には関係しませんが、間接的には大きく影響してしまいました。施設に居る高齢の母が、コロナ第一波の際に「面会禁止」となったことが遠因となったと思います。2-3ヶ月間、本人と雑談をしたりする機会がほぼなくなり、その間に居室で転んで背中を傷めた、入退院となった、普通の会話が途絶えて認知機能が衰えてしまった…等々は、コロナの影響です。
 ちなみに、オランダの知人からの以前のメールでは、高齢の身内と「面接する権利」という家族の強い思いがあったようですが、そうしたことがイタリアやスペインなどでの高齢者の感染死亡につながったという分析もありました…。
 いずれにしても、週末二日間のイベントについては、母の面倒をみるために難しくなってしまったことが直接の理由です。実質的な老老介護…。 また、代わりとなる講師スタッフは現在、アメリカ在留中のため、これまたコロナ禍で出入国が難しいことも理由となっています。日本に戻るとアメリカに再入国できない可能性が高いですし…。

7/20月 感染+3,退院1147,治療中187。東京は感染168人と多いままです2020年07月21日 08:58

7/12日 新聞休刊日。
7/13月 感染1279人,退院1115人,治療中164名
7/14火 感染1287人,退院1119人,治療中168名
7/15水 感染1300人,退院1122人,治療中178名
7/16木 感染1306人,退院1124人,治療中182名
7/17金 感染1309人,退院1132人,治療中177名
7/18土 感染1322人,退院1139人,治療中183名
7/19日 感染1331人,退院1141人,治療中190名 (図)
7/20月 感染1334人,退院1147人,治療中187名
* 北海道の感染状況。
これまでの死亡者102人 (北海道新聞朝刊から)

北海道は新規感染者+3人です。東京は168人と多いです。都内の駅の外出者数などが何割か減少しているという記事もあり、東京圏の皆さんが警戒し始めている様子です。
最近の感染者は20-30代が6-7割と多く、ほとんどが軽症・無症状感染者ですが、一定の割合で40代以上の感染者数が増え、それとともに重症数も徐々に増えています。また、人数が増えて軽症者対策が滞り、自宅待機の感染者が500名ほどいるというニュースも出ています。
 高齢母が不調ですが、神奈川に居る妹(おなじく老老介護のために)は、東京圏から北海道に来ること自体を警戒しています。移動途中でウィルス感染して施設に持ち込むリスクをひどく気にしていました。

7/21火 感染+10! 退院1154,治療中190。北海道は「第三波」対策へー。2020年07月22日 10:03

7/14火 感染1287人,退院1119人,治療中168名
7/15水 感染1300人,退院1122人,治療中178名
7/16木 感染1306人,退院1124人,治療中182名
7/17金 感染1309人,退院1132人,治療中177名
7/18土 感染1322人,退院1139人,治療中183名
7/19日 感染1331人,退院1141人,治療中190名 (図)
7/20月 感染1334人,退院1147人,治療中187名
7/21火 感染1344人,退院1154人,治療中190名
* 北海道の感染状況。
これまでの死亡者102人 (北海道新聞朝刊から)

北海道は新規感染者+10人!どうも北海道は「第三波」へ向かう状況だと思います。治療中の人数も190人と増え、200人から大きく減ることがありません。残念ですが、いわゆるGH型という感染力6倍とかのウィルス株でしょうか、韓国でいま流行しているタイプです。
 北海道では専門家会議が開かれました。今後の流行時には1日の新規感染者が96人と推測しています。入院・宿泊療養の人数は一日あたり1241人という推測値です。今後は、病床数1735床、宿泊施設の部屋数1170室を確保する方針を立てています。これが杞憂に終われば有り難いですけれど…。
 ススキノではスナックで6名の感染クラスター。ススキノにPCR検査場ができる模様です。新宿とかと類似のパターンですね…。

 昨日のテレビ番組でショックだったのは、重症者の最後の砦「ECMO エクモ」、血液を外部に出して酸素を含ませて身体に戻す機械ですが、血液を通すそのチューブが、不明の大量の血栓によって場合によっては30分程度で詰まってしまうというのです。急いでチューブを切断して交換しないといけない―という現場の凄まじさが伝わってきました。ECMOを稼働し注視するためには医師4名程、看護師4名程、技師2名程=10名程のスタッフが必要…。そこまでしてもらって、私は生き延びる価値があるのだろうか…と、本人はともかく、状況的には医療スタッフによる「選別」が起きることもうなずけました。罹らないように頑張ります…。

7/22水 感染+6,退院1158,治療中192。国是としての高齢者の罹患…?!2020年07月23日 11:12

7/15水 感染1300人,退院1122人,治療中178名
7/16木 感染1306人,退院1124人,治療中182名
7/17金 感染1309人,退院1132人,治療中177名
7/18土 感染1322人,退院1139人,治療中183名
7/19日 感染1331人,退院1141人,治療中190名 (図)
7/20月 感染1334人,退院1147人,治療中187名
7/21火 感染1344人,退院1154人,治療中190名
7/22水 感染1350人,退院1158人,治療中192名
* 北海道の感染状況。
これまでの死亡者102人 (北海道新聞朝刊から)
 自粛解除となり、そこにGoToで行き来を増やす…。東京、大阪、福岡など大都市圏で感染が第一波の人数を超えてきています。結局、政府は第一波の後に特に何もしておらず、病院の逼迫なども第一波を越えて厳しくなっている状況から、個人的に結論を出しました―
 20-50代くらの活発に(経済)活動する年代に動いてもらって、その余波で60代以上の高齢者が一定程度死亡することを国是とする!
 議事録などが残らないように裏の会話で、「そうだなあ、その方が良いかもしれないなあ…」。これから20年後までにやってくる「高齢者多死社会」…。これまでの日本を作ってきた団塊の世代が病院を埋め尽くして病院では亡くなれず、火葬場が逼迫し、遺体を一時安置する「遺体ホテル」が普通となる…。アメリカなどでは、冷凍庫型の大型トレーラーに遺体を詰め込んでいて、高齢者ではありませんが多死社会の未来が先取りされていますし。
 私は「団塊の世代」直後の世代です。私が大学に入る頃には、東大などを占拠した「学生運動」が終わっていました。高校に入ったとき、一学年は10クラスありましたが、3年生は何クラスあったと思いますか?
 「10クラスとかですか?」「ブッブッー。3年20組までありました-」。教室の後ろまでびっしり机が詰まっていて、3年生は二部授業とかでしたねえ。
 疲労感がにじみ出ている今の首相にはそんな度胸はないでしょうが
 「これまで日本国を経済的に発展させてきた、特に後期高齢者になられる方には、このコロナ禍の中、罹患前から<命の選別>をします。ただし、直接ではなくて、20-50代の活動世代の経済活動の余波として、結果的に年配者が罹患して重症化してお亡くなりになることは許容ないし推進せざるを得ません。日本国のためにご理解をお願いいたします…」。
 私は、20数年後の日本がどうなっているか、そしてまた、人類がスカイネットにやられるかどうかを見てみたいし、何十年もの間収めてきた分の年金でしっかり生き延びてみたいと思っています。それにしても、若い人たちや中年で重症化して死亡するのは国家的なリスクですが、確率的にはそれを許容するという施策でしょうね、Gotoトラブル…。

アメリカ、ニュージャージー州の感染状況(3)。死者1万3千人以上 (図)2020年07月23日 23:55



アメリカはニューヨークの隣りにあるニュージャージ州、その感染状況を知人が知らせてくれました。感染者数は17万7千人程、死亡者累計は 1万3千人余(図のネズミ色の線)です。アメリカ全体の死亡者は14万4千人余。 ※データがない所は描かれていません。数字がだいぶ小さくなってきたので、次は対数グラフではなく普通のグラフも示します。
日本は全体でも死者は1000人です。あまりの数字の違いで、どういう状況なのかすぐには感覚が追いつきません。今、日本国政府は、国内の観光地などへのGotoキャンペーンで人出を増やしていて、感染者数で他国に後れをとらないように励んでいるところです。感染者数はすでに第一波の時の人数を超えてきました。しくしく。
 ところで、感染者が多くなると、高齢者や病気や何らかの疾患をもっているハイリスクの人たち、また、医療の網目から漏れ落ちてしまう人たちがウィルスの犠牲になるー。アメリカではそれでもPCR検査をいつでもどこでも無料で…受けられる態勢を作り上げてきています。なので、自分が罹っていたら他の人に感染させないような自粛することには実際的な効果があります。また、無症状感染の人たちも「陽性!」となれば医療の支援を受けに向かう…。
 日本は、PCR検査による擬陽性の人たちにホテル療養などを指示すると、後から訴えられないかと厚労省がビビっているため、PCR検査を可能な限り抑制している…という見解が紹介されていました。実に情けない…。

それにしても、アメリカやブラジルでは凄まじい人数が感染しています。感染が大規模に繰り返されるとウィルスの遺伝子(RNA)が様々に変異して、その中には悪魔的な感染力や重症化力をもつウィルスなどが登場してきます。感染してしまうと遺伝子に様々な変異のチャンスを与えてしまう―。おおげさに言えば、ウィルスに罹らないようにすることで、ウィルスにスキを見せないことが人類としての責務だと思っています(^_^v
アメリカで巣ごもりしている皆さん、どうぞもう一息、二息、がんばってください。お互い健やかにまた会えますように。

※一週間くらい前、未明に「ネオワイズ彗星」が撮影されました。次は5000年後だそうです…。人類はそれまでモツのかなあ。

7/23木 感染+4,退院1164,治療中190。東京は爆増+366人の衝撃2020年07月24日 09:24

7/16木 感染1306人,退院1124人,治療中182名
7/17金 感染1309人,退院1132人,治療中177名
7/18土 感染1322人,退院1139人,治療中183名
7/19日 感染1331人,退院1141人,治療中190名 (図)
7/20月 感染1334人,退院1147人,治療中187名
7/21火 感染1344人,退院1154人,治療中190名
7/22水 感染1350人,退院1158人,治療中192名
7/23木 感染1354人,退院1164人,治療中190名
* 北海道の感染状況。
これまでの死亡者102人 (北海道新聞朝刊から)
東京が最多感染者数をたたき出しました。366人が陽性です。4月頃は一日の検査数が数百、今は5千件ほどの検査の結果です。「検査を増やすから陽性者が増えるのさ…」と、トランプ大統領やブラジル大統領が同じように発言しています。いずれにしても、軽症者用ホテルや病院にも入れず、自宅待機中が700人以上と増えています。第二波ですー。
 今のGoTo何とかの結果は、二週間後にきっちり出てくるでしょう。初診に立ち返り、マスク着用、手指消毒、三密を避け、換気する…。何度も訪問する高齢母の施設内で感染させるわけにはいかないのだっ、と正しく自覚したいと思います。

7/24金 感染+6,退院1171,治療中189。東京260,大阪149感染!2020年07月25日 10:21

7/17金 感染1309人,退院1132人,治療中177名
7/18土 感染1322人,退院1139人,治療中183名
7/19日 感染1331人,退院1141人,治療中190名 (図)
7/20月 感染1334人,退院1147人,治療中187名
7/21火 感染1344人,退院1154人,治療中190名
7/22水 感染1350人,退院1158人,治療中192名
7/23木 感染1354人,退院1164人,治療中190名
7/24金 感染1360人,退院1171人,治療中189名
* 北海道の感染状況。
これまでの死亡者102人 (北海道新聞朝刊から)
北海道の治療中の人数はやはり180-190人あたりで推移しています。なかなか減っていかない数字を見ていると、病院の対応力の限界を感じてしまいます。医療関係の人たちは皆さん頑張っているので、申し訳ないというか、気の毒というか…。
東京の対策委員会では、医師の専門委員の方が「余分なベットがあればOKということではなく、医療者は気力で頑張っている…」。確かにボーナスも減額とか、マスクや防護服などの確保も容易ではない状態ですし。「政府が医療は逼迫していないと発言しているのは、明確に間違いです」と断言されていました。本当に大変な中、医療関係者の方には感謝しかないです。

東京や大阪などではだいたい一週間で1.5倍くらいのペースで感染者が増えていますが、その後は急に2-3倍といったように「倍加」(倍々ゲーム)で増える…。なので二週間後くらいには東京の一日の感染者が1000人を越えるような状況で、日本はようやく周回遅れの「感染爆発」になる気配です。
ただし、ニュースを見る限り、大都市の住民にはそれなりに危機感があり、この4連休には「出かける予定をキャンセル」「家にいます」といった自粛も起きてきています。日本は第二波の感染拡大を乗り越えられるでしょうか…。