7府県が緊急事態宣言の対象に追加:1/12火 道。感染+145(入院752)2021年01月13日 16:31

 新規感染者が急に増えた9/18から―17人,17人(4連休始め), 16人,15人、9人、12人、11人、25人、7人、19人、17人、16人、16人、19人、15人、18人、22人、36人!、12人、38人、29人、27人、24人、31人、12人、20人、20人、30人、31人、27人、24人、17人、31人、22人、40人51人60人41人50人、27人、51人53人69人81人69人96人71人75人119人115人187人153人200人166人197人236人235人230人209人189人197人233人266人304人 最多!234人245人206人216人180人256人252人252人192人151人206人176人205人210人183人187人123人204人197人241人177人189人125人125人104人 86人139人141人,132人,135人110人74人↓114人123人97人↓161人 85人 94人 87人133人176人↑[ 休刊日]人 77人 68人 94人 79人115人161人↑181人↑215人188人135人145人↑(1/12)の新規感染者です。

 北海道の感染者は百人以上となる状態が続いていて、知事は現在の自粛をさらに一ヶ月延長する方向です。東京では療養施設にも病院にも入れず待機している人が6000人になるというニュースです。緊急事態宣言が遅れに遅れたため、病院は医療が逼迫してこのままでは崩壊しますねえ。コロナ専門病院へと移行圧力がかかってきて、冬の心筋梗塞とか交通事故やその他慢性病が悪化しても病院で見てもらうのが難しくなってしまいます。
 札幌は先週の低温続き(マイナス10度…)の影響もあり、個人的に体調不良です。寒いので外に出ず運動不足、出ても雪かきで呼吸が苦しく、家に籠もってテレビやディスプレイの画面を凝視する…。身体に良いわけがなく、他の用事と過労も重なり…という状況。窓際の寒さから守っていたはずの鉢植えの草木も葉が枯れ出しましたし。ああ、私もそんなようなもので、このまま調子が悪くなったとしても病院で診てもらえるのかしら…。しくしく。

 という悲しひことを書いたら思い出しました―かつての社会主義国ソ連のことです。経済が破綻して国家公務員(国民のほとんど全員)に給料が払われず、国民が凄まじく困窮していた頃のこと (ゴルバチョフ、1989年頃か)。
 モスクワ大学でとある教授と話してをしていたら、彼が言いました―「私は楽観主義者である―ロシアはまだまだ悪くなれる!」。…凄いですねえ…。

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1/4月 感染13778,退院11598,療養入院2180↑(入院855)
1/5火 感染13857,退院11771,療養入院2086↓(入院860)
1/6水 感染13972,退院12023,療養入院1949↓↓(入院835)
1/7木 感染14133,退院12228,療養入院1905↓↓(入院748)
1/8金 感染14314,退院12458,療養入院1856↓(入院680)
1/9土 感染14529,退院12458,療養入院1956↑(入院675)
(感染図)
1/10日 感染14717,退院12692,療養入院2025↑(入院700)
1/11月 感染14852,退院12767,療養入院2028(入院722)
1/12火 感染14997,退院12895,療養入院2132↑(入院752)

* 北海道感染状況―北海道新聞朝刊による前日データ。
これまでの死亡者511(+5)
人。
*「退院」は退院と療養解除、「療養入院」は療養者と入院者。「(入院)」の人数は前日の数値。


新海誠「天気の子」TV放映は対コロナ禍! :1/3日 道。感染+68。2021年01月04日 10:42

 新規感染者が急に増えた9/18から―17人,17人(4連休始め), 16人,15人、9人、12人、11人、25人、7人、19人、17人、16人、16人、19人、15人、18人、22人、36人!、12人、38人、29人、27人、24人、31人、12人、20人、20人、30人、31人、27人、24人、17人、31人、22人、40人51人60人41人50人、27人、51人53人69人81人69人96人71人75人119人115人187人153人200人166人197人236人235人230人209人189人197人233人266人304人 最多!234人245人206人216人180人256人252人252人192人151人206人176人205人210人183人187人123人204人197人241人177人189人125人125人104人 86人139人141人,132人,135人110人74人↓114人123人97人↓161人 85人 94人 87人133人176人↑[ 休刊日]人 77人 68人(1/3)の新規感染者です。

 昨日の夜、テレビで新海誠のアニメ作品「天気の子」を見ました! 2019年の作品なので随分早くテレビで放映するんだなーと思いつつ楽しみにしていました。実は、新海誠が初めて劇場公開した作品「ほしのこえ」(2002)は、たまたまその頃見る機会があり、背景の光の凄さと内容のせつなさにやられました。高校生の女の子が宇宙の遠くから携帯電話!で送信するテキストメッセージが男の子に届くのにはものすごい時間がかかり…(あとは内緒)。それ以来、隠れファンをしていましたが、何年か前、新海誠作品をBSだったかでまとめて放送した時期があり堪能しました。そして、今回の「天気の子」…。
 2年前の作品なのでコロナ禍とは全く無関係なのですが、結果的に「コロナ禍の中で生活して、生きていくこと」を支えてくれる作品になっていました。「…そういうことだから、コロナ禍2年目の正月にテレビ放映したんだね、きっと…」。新海監督、ありがとうー、登場人物の祖父のような年の私ですが、無関係に頑張ります (^_^v。

 北海道の新規感染者は68人と少ないです。しかし、200-300人という大規模クラスターが複数発生してきたので、昨日は入院中の人たちから12名の方が亡くなりました。全員、高齢の方…。
 東京は感染蔓延になってきて、隣の県知事と一緒に「緊急事態宣言を出してほしい」と総理に求めていますが、8時までの時短営業…といったあたりでお茶を濁しています。今から宣言しても、1)時短に切り替える店は多くないだろう、2)人出もそれほど減らないだろう、などマイナスの状況が見えていますが、総理は踏み切るでしょうか―。

 新海誠の「天気の子」は、言ってみれば「ニュー・ノーマル」「新しい普通・日常」を宣言するようなメッセージ性がありました。
 コロナ禍も結局の所は、ワクチンがある程度効果があってあまり重症化せず、集団免疫の状態に近づきやすくする道具といったところです。散歩する高齢者として言ってみれば、危険な道路があるので、そこには少し高い路側帯をつけてヨロヨロ歩く歩行者をそれなりに守ってくれる…といった程度なのかもしれません。


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12/26土 感染12876人,退院10851人,治療中2025名
12/27日 感染12961人,退院10906人,治療中2055名↑
12/28月 感染13055人,退院10988人,治療中2067名
12/29火 感染13142人,退院11106人,治療中2035名
12/30水 感染13275人,退院11168人,治療中2107名↑
12/31木 感染13442人,退院11309人,治療中2133名↑
1/1金(休刊日)
1/2土 感染13617人,退院11466人,2151名↑ (感染図)
1/3日 感染13685人,退院11521人,2164名↑
* 北海道感染状況―北海道新聞朝刊による前日データ。
これまでの死亡者472(+12)
人。
*「退院」は退院者と療養解除者。なお「入院患者」は前々日のデータ。


北海道のコロナ禍を毎日書いてます…昨日はナウシカ、見ました。2020年12月26日 10:20

昨日はクリスマスの夜でした。
昼間に二回、10~15センチほどの雪かきをして、夜は久しぶりのアニメ「風の谷のナウシカ」を見ました。何とも懐かしかったですね、空を駆け抜ける健気(けなげ)なナウシカ…。
 当時は、腐海から出てくる瘴気(しょうき)にやられないように登場人物がみんな特製マスクをつけているのが目立ちました。今は不織布でできた安いマスクや、手作りの布マスク、(さすがにアベノマスクは見たことがない…)の人たちが街中を普通に歩いている風景となり、どちらも違和感がなくなっているのが奇妙な感じでした。
 合唱禁止のため、ある大学の合唱団員は、おそろいのマスクをつけ、大声を出して歌うことなく、歌詞のカードを順にめくって見せる…奇妙な風景でした。

 10年ほど前、オックスフォードにある、野良クジャクが闊歩している大きな公園でのこと。戸外の広大な空間でのダンスパフォーマンスでは、大声で絶叫するという、はた迷惑をことをしておりました。晴天の休日、ピクニックに来ていた家族連れ達が芝生から居なくなりましたが(当たり前…)、特に誰にもとがめられずに10名程で「パフォーマンス」。よほど怪しかったのでしょうね…申し訳ありませんでした。

 ナウシカの画面には、叫んだり怒号を上げるなど「絶叫」のシーンが出てきます。しかし今は「コロナ禍の中、息も絶え絶え」では、叫ぶところか息もしていないのは、かつては丹田呼吸など腹式呼吸で豊かに免疫を高められていた時代が思い出され、少なからず悲しひ…。

 「めんこい…」は可愛いの謂い。これをさらに可愛くして「めんちこい」と発音する女の子がいました。発音は「めんチュこい」に近いかな…。 Kの音はときどきCHの音に変化するので、そうやって可愛らしくする音で造られた言葉を「指小詞」といい、小さくて可愛らしいものを指します。
 ちなみに、「ナウシカ」の音に近いロシア語は「ナウカ(科学)」かな、これにK音→CH音への転化を勝手につけてしまうと、「ナウチカ」で「科学ちゃん」くらいの意味になるでしょうか。また、CHチ音→SHシュ音へとよく入れ替わるので、そうしてみると「ナウシカ」「ナウシュカ」かな…。風の谷のナウシカを見ながらの音韻的冥想でした。
 もっと雪が降り積もったら、例年のことですが、クロスカントリーのスキーをかついで雪に埋もれただだっ広い公園に行きます。誰もいないので、今年は是非、絶叫しておきたいと思います。雪原で絶叫している高齢者を見かけたら、「…し、仕方がないなあ…」と遠い目で見守ってやってください…。

※連日、コロナ禍状況のデータを入れつつ感想を書くので意識は保てますが、間違いなく疲れているようです…。さて、来年は変異種などにやられないように丹田呼吸などであらためて頑張ることにいたします。

GoToトラベルが感染拡大につながるエビデンスは無いってさ。2020年12月04日 14:29

凄いですねえ、大阪などでは重症者用ベッドが危険水域という医療逼迫の赤信号が出て、これだけの感染拡大が進んでいるのに「GoToトラベルが原因だというエビデンスがない…」という厚顔無恥の政府解釈です。「旅行に行って感染した人が二百数十名くらいしかいないしー」ということですが、無症状感染者があちこちで接触する機会を作ってきた…というエビデンスはとれないので「無い」という馬鹿(*)な話です。
*「馬鹿」については文末に短報があります。

○以下は二つの解釈 ―
 「疫学的事実」対「個別事例」のズレのお話
 「エビデンスは無い」という政府解釈は、使えない個別事例を用いることで、統計的・疫学的・数理的な「感染拡大」の学問的事実とすり替えをしたものです。

「電磁波とガンとの関係」

[その1] 昔の職場に居た同僚は、電子レンジにショウジョウバエを入れて短時間「チン!」をして、遺伝子の突然変異の研究をしていました。2.4GHZ!?の電磁波が細胞分裂しているところに作用して、遺伝子が変異しきちんと再生されない…という研究でした。
 そのため、当時流行り始めた「ケータイ電話って電磁波がヤバいんじゃないですか?!」という関係者に研究内容の話をしに行っていましたね。「はい、耳に当ててケータイを使うと…ヤバイです」というお話し。今は更に、4G/5G規格などは強力電波なので間違いなくヤバイー。
*スマホを炊飯器やレンジ(2.4Ghz)に入れて、WIFIの電波を遮る実験がありました→[こちら]

[その2] その頃の話だと思いますが、「高圧電流を流す電線が鉄塔間で張られている、そこからの距離が近ければ近いほど(強力な電磁波が出ていて) 脳腫瘍になる確率が高い」という研究がありました。これは統計的あるいは疫学的な研究というアプローチですが、これから「高圧電流鉄塔のそばに居たから、私は脳腫瘍になった」という個別の事例は、そのように類推できるけれども、「直接的な証明ができないので関係あるとはいえない」という結論になります。

[その他] 50年以上も喫煙を続けてきた恩師の一人は自ら予測したとおりに肺癌になって亡くなられました。なので、「タバコで肺癌になったなあ」と教え子ならびに同僚一同が思うところですが、これが「証明できない…」のです。統計的には、喫煙と肺癌に相関関係があることは分かっていますが、それはあくまでも統計的な話で、「そのAさんという個人について、彼が長年タバコを吸っていたから肺癌になった」という直接の証明にはならないのです。

 時短要請や外出自粛要請をして、「人出の量を全体として低下させる→接触の機会が減るだろうから→感染者数が減ってくる」という論理で対応してきた政府が、「(GoToトラベルで)人出を増やしても:感染者は増えない!」(または、増えるかどうかはわかんないー)という屁理屈なので、本当にどれだけ人を馬鹿にしているのか…という、とてもお粗末な国のお話しでした。

* 昔々、中学の担任の趣味が狩猟とかで、鉄砲をかついで狩りに行ったときの話。山に分け入って進んでいったら、木々の間に動くものが見えて「エゾ鹿だっ!」と銃口を向けて狙いをつける。引き金を引こうとしたとき、「う、馬だな、あれは…」という、とんでもなく情け無い話でした。バカだなあ…。閑話休題。

昼カラオケ感染状況から、罹らない方法を考えてみるー2020年10月17日 13:16

以前、札幌ススキノ5店、小樽4店の「昼カラオケ店」で発生した感染クラスターで、感染者は38名(平均年齢75歳)、感染しなかった人は52名(平均年齢68歳)というデータが出てきました。

札幌にしても小樽にしても、いずれも小さな「スナック」が昼間の集客に営業していたものです。「カラオケ歌い放題、飲み物・簡単な食事付き1500円程度…」といったような状況だそうです。人数的には10数名も入れば満員となるような小さなお店がほとんど。
全体的に低い感染率を考えると、そのときの感染者・保菌者は高々1名しかいないと考えられます。その人が息を吸い、息を吐き出し、飲食をして口の中では唾液が分泌され、マイクをもち、周りに人の話しかけ、そして、歌ったりする中で、保菌者以外の人がその人のウィルスを吸い込んで感染する…という状況と思われます。
なお、接触感染ではなく飛沫感染がほとんどで、極小の飛沫であるエアロゾルによる「空気感染」と見る方が正しいと思っています。WHOは公式には認めていませんけれど…。

 「昼カラオケ」で…  感染した人 (38人)  感染しなかった人 (52人)
 カラオケで歌った  97% (a)  73%
 店内でマスクせず  79%  47% (b)
 マスクしないで歌った  96% (c)  93% (d)
 店内で飲食した  97% (e)  88% (f)
 滞在時間は  3.1時間 (g)  2.1時間 (h)

ぱっと見て気がついた個人的な解釈を書きます―。(本当は"BreakDown"データが必要なのですが…)
  1. 歌うと感染率が高い―
     これは声を出した後に、たくさん息を吸い込むのでウィルスを一緒に取り込む量が多いため。
  2. マスク着用していないけれど感染していない人が半分近くいる―
    マスクが無くても浅い呼吸でいれば、吸い込むウィルス量は意外に少ない。
  3. マスク無しで歌う― 吸気とともにウィルスを大量に吸い込んでしまう。
  4. マスク無しで歌って― 室内のウィルスがそれほど濃くないときは感染せず。
  5. 飲食してたくさん唾液が出る―
     唾液を介して口内の粘膜などACE2受容体にウィルスがくっ付く。
  6. 飲食で唾液が出ても―
     空気中のウィルス量が少ないので、口からの感染がおきにくい。
  7. 三時間もいた―
     感染者のウィルスが店内に大量に漂いそれを吸ってしまった。
  8. 二時間くらい―
     感染するような量にまで、店内にはまだウィルスが十分にたまっていない。
 という状況を想定してみると、次の可能性が高いと思われます―
 「室内のウィルス量が感染の決定要因である!」

なお、カラオケなどでの「歌うときの飛沫量」の別の研究では、飛沫量は通常の会話の11倍と高く、さらに、飲食後に歌ったときの飛沫量は14倍と高い!ということです。
1-2メートル先に落ちてしまう大きな飛沫とは別に、しばらく空中に漂うのが微細なエアロゾル飛沫です。これはあまりにも軽いので落下しずらく、これが普通の会話の11倍~14倍も空中に漂っていれば、吸い込んだときのウィルス量がすごいことになるわけです。
 したがって対策は簡単ですね。
  *もちろん手指のアルコール消毒、三密回避は必須。
     
  1. しっかり換気をする。室内の空気を排気し、外気が入って来るようにする。
  2. 室内の空気を攪拌して局所的に高いウィルス濃度を全体に下げる。
  3. 室内に空気の流れをつくり、流れが途絶えないようにする。
ちなみに、病室の「換気」はナイチンゲールが重視していた事柄なのでした。(『看護覚え書き』)

オノマトペの日本語 vs 西欧語のこと。日本語の擬態語「ポツンと」は凄いー2020年10月10日 22:46

毎年実施してきた「舞踏 butoh」のワークショップには、海外から参加してくれますが、今年の夏の六日間の集中ワークショップは、残念でしたが、コロナ禍のため二つとも休止にしました。まっ、実際はビザが発行されないし、日本に到着しても2週間ほども留め置かれるので仕方がありません。

 日本人に動きを伝えたりするとき、「クルクル回る」とか「グルリと回って見得を切る」とかオノマトペを使って言うと、さっさとその動きをしてくれます。しかし、これを英語で言うと、"turn several times lightly"(何回か軽い感じで回ってね)とか、"turn once, say, gravely" (うーん、重々しい感じで一回回ってね)と言うことになります。

ダンスセラピストの専門家がアメリカのダンスセラピーの学会にて、「日本での踊りや動きとオノマトペ」の関係について発表したのですが、何と?!アメリカのダンスセラピストの人たちがオノマトペについて「what?」という事態で、オノマトペの説明をしているうちに発表時間が切れて…といったお話しでした。

オノマトペのうちでも、擬音語・擬声語(ぎせいご) の場合は、実際に聞こえる音や声や鳴き声なので、音の表記は言語によって違うにしても、まあまあそれなりに分かり合えます。ワンワンがbow-bow、ニャンニャンがmewとか、ドンドンがbangとかいう類いだからです。
ところで日本語には、擬態語(ぎたいご)といって、実際には音はない状態や出来事にもオノマトペ(この場合は「模擬の」という意味で mimetic word)が潤沢にあるのです。「ミメティック・ワード」ですが、mimeはマイムという言葉と一緒ですね。

「ポツンと一軒家」というタイトルのテレビ番組は、たまたま見てからすっかり好きになりました。90代とか夫婦が山奥の一軒家に屈託無く生活して、レポーターには家の畑で野菜を取ってきてご馳走したり、苦難の人生を語るなど骨太ですが、何とも穏やかで幸せな感じになります。
この「ポツン」というのが擬態語のオノマトペです。元々、「孤立して山奥に住む」ことに「ポツン」という音がするはずはなく、オトは無いわけです。しかし、日本語では音のしない物事に「オノマトペ」としてオトを振り当てるという特殊能力が備わっているのです!その反面、日本語をあまり知らない人には実に難解なことになりますね。
※『擬音語・擬態語辞典』 金田一 春彦 著(1978年)では細かく五つに分けていますが、このブログでは擬音語と擬態語で代表させています。―
「擬音語」:ざあざあ,がちゃん,ごろごろ,ばたん…
「擬態語」:きらきら,つるつる,さらっと,どんより…
「擬声語」:わんわん,こけこっこー/「擬容語」:うろうろ,ふらり/「擬情語」:いらいら,うっとり…

疑問「本来は音がない物事に、日本人はどうして音的な言葉(擬態語)を使うことになったのだろうか?」

それを考えていくと、一つの可能性として「母音と子音とを同じ大脳左半球で一緒に処理するから!」ではないだろうか―。そうした解釈は以下に示した『日本人の脳』を書いた角田博士によるツノダ理論によるものでした。とりあえずは、勝手な私見ですが、個人的には「それ以外に解釈する方法は見当たらないのではないだろうか」と。

だから、暗黒舞踏の創始者・土方巽が「舞踏とは…必死に突っ立った死体…」といったような表現と知り、「…そうか。ではまず、ポツネンと立ち尽くして見ようか…」といった擬態語が出てきます。「…死体なんだから硬直していて…。そういえば土方の言葉に<印鑑体>というのがあったし…。インカンとして立つっ…」となれば、突然、「インカンたる死体」という擬態語が一回性の中で成立したりもします。

この時、母音がはずせない母音言語である日本語としては、音響としてはあまり出会うことのない「ア・イ・ウ・エ・オ」という母音を含む、「音的な言葉」として口から出て来てしまう。

「ポツリ、ポツリと語り始める」という言い方も、間合いがまばらな出来事を表す擬態語として発語されます。「ポツンと一軒家」はまだ、家があり人が住んでいる風情が無意識に感じられるけれど、「ポツンと立ち尽くす男…」ならば、もう生きていけないかもしれない程の老人の寂寥感・孤独感が「ヒシヒシと」(擬態語…)伝わってきます…。ワタシ…!?

海外での失敗談―。数名で車座になって座り、隣の人に「ザブーン」と言いながら全身で波を送る動作をして、「隣の人にも波を伝えてください」。日本では「ザッブーンッ!」と大波になったり、「チャプン」と小波になったりしながら参加者が付き合って遊んでくれます。
これをそのまま海外でやって大失敗となりました…「波がなんでZaboonなんだ?!」「Shoooo! シューッとかだろうがっ」という訳です。ザンネン。

「近江の海夕波千鳥汝が鳴けば心もしのに古思ほゆ」と詠めば、
おおみのみ…と、オとイという母音が響く 国のお話しでした。
または「はなののののはな、はなのななあに、なずななのはな、なもないのばな」(谷川俊太郎)では、ア音・オ音が豊かに伸びていきますね。

※「母音言語の日本語 vs 子音言語の西欧語」については、大脳左右半球の使われ方が、日本と西欧とで大きく異なることが研究されています。
ブログ「日本人に西欧語は聞こえにくい― 母音の大脳左右半球での処理と角田理論」 (10/4のアサブロ)
(再掲)