★札幌市-バス地下鉄の敬老パス廃止? ひどい提案でそれでは困りますー2024年03月15日 09:43

3月になると札幌市から「敬老パス」申し込みが来ます。年間に最大で7万円くらいまでのバス・地下鉄・市電が2万円程度の支出で乗れる!という優れものです。ありがたい! しかし、市は「負担が大きすぎる」ということで新しいやり方を提案しましたが、これが噴飯物です。(驚いて、口からメシが吹き出る)。
 何だか知らないけれど、市内のどこかでやるらしい、内容も良く分からない「体操?ウォーキング?エクササイズ?」に出ると「最大2万円」分のポイント=乗車料金がもらえます―。その代わり、今までの敬老パスは全面廃止!という…。

  札幌市は「市民の声は聞かないで、市側の都合で冬期オリンピックを呼ぶ」と決めました。市民に対するそういった前科で信用失墜している市側の「敬老パス改悪」―というようにしか見えないし、高齢の利用者側の意見を全く聞かずに提案した「説明会」は大紛糾でしたっ!
 誰がこんなことを考えたかを見てみると、「有識者ユーシキシャ」会議(市側の意見に近い人たちだけを集めた会議…)と若者によるディスカッションだったらしいのです。バカ者めが!と思わず憤りました。(いきどおる)…。

1)どんなものか分からず、効果も不明な「健康エクササイズ?」を、どこでいつやるんですか?
 高齢者の皆さんはこのインフレで、特に60-65歳では当然ながらまだ働いているのです。それ以上の高齢者でも、それぞれに意味があり手応えのある行き先で用事をしたり働いたりするために出かけているわけです。
 そうした出勤・退勤の時間に合わない、市がおざなりでやるようなイベント会場まで、わざわざ出かけられますかッ。市側のイベントに合わせて…そんなに余裕があるような高齢者が何パーセント居るか、きちんと調べたのかしら?

2)自分の用事ならば、神経痛や故障やケガで足腰が痛くても何とかバス・地下鉄・市電を乗り継いでいくけれど、そうでもないなら行かないなあ―
 ウォーキングなどのエクササイズができない、痛くてつらい高齢者が多い中、市が一方的に「痛みに関わらず出て来て参加すれば金をやる!」というのは、お門違いもはなはだしい。

3)そこまでいくための交通費は自前なんですからねー
 自分で交通費を払って出かけて参加して、最大で2万円(年額?!)もらえるにしても、往復で仮に500円かかるとして、一回あたり1-2時間のイベントだとして、1500円以上ゲットできないならば行かないです。予算逼迫の折、大盤振る舞いにはならずケチケチなイベントだろうし、人集めの宣伝費の方が高くつくんじゃないのだろうか…。その割に内容がつまらなかったら、二度と行かない…。

4)参加して「スマホ?のアプリ?」でポイントを溜めると、最大2万円の交通費がゲットできるって?!
(スマホを持って来い―というのですが) スマホを提供してくれるとか?! アプリを入れてくれて使い方を説明してくれる―ようなサポートをしてもらえないと難しいでしょうねえ…。その人件費などは?!

○高齢者の団体などが現行「敬老パス」維持の署名を集めています!  大半の高齢者は<「年額最大7万円まで」ではなく「年額最大5万円までの割引に減額させてくださいー」などの穏当な提案>には反対しないでしょうね…。2万円を支出してプラス3万円分まで乗れる―。

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