5/30金 退院784人,治療中286名。2020年06月01日 10:58

5/23土 感染 1025人、退院712人、治療中313名
5/24日 感染 1040人、退院720人、治療中320名
5/25月 感染 1043人、退院722人、治療中321名
5/26月 感染 1052人、退院741人、治療中311名
5/27火 感染 1057人、退院749人、治療中308名
5/28水 感染 1063人、退院755人、治療中308名 ( 図 )
5/29木 感染 1066人、退院768人、治療中298名
5/30金 感染 1070人、退院784人、治療中286名
* これまでの死亡者86人 (北海道新聞朝刊から)


北海道はここ一週間ほど、少しずつ入院治療中の人数が減る傾向が続き、大きな感染は見られていません。何とか第二波を凌ぎきった感じです。
 ブログには毎日、新聞のデータを更新して残していますが、昨日はできませんでした。久しぶりの初夏の快晴で車2台を半年ぶりに洗車したせいで疲れ果てました(自分の車はワックスまでかけてしまった…)。今朝は腕が重くて上がりません…。
 なお、感染者数などの数値をわざわざ書いているのは、そうした数字を自分なりに把握しておくためです。時間の流れは速くて、数ヶ月もするとデータもどこかに行ってしまい、早々に水に流してしまう国民性…。もう横浜のクルーズ船のことは誰も語りもしない…。少し後で振り返るため、です。

※チェルノブイリ原発事故の際と、東日本大震災で福島の原発が三台水素爆発した際も、自分なりにその当時の流れを記録していました。チェルノブイリからそれほど遠くない所にあるウクライナの首都キエフには、原発の爆発から7-8年後に行ってきました。子どもたちが甲状腺の手術を受け、斬首されかかったかのような傷跡を見ました…。その後、日本人の医師が現地で、傷跡の小さい手術を行った…。ウクライナの子どもたちを北海道に呼んで転地療法を行った…。
東日本大震災については、書けません。

5/31土 退院793人,治療中281名。入院者は引き続き減少中2020年06月01日 11:26

5/24日 感染 1040人、退院720人、治療中320名
5/25月 感染 1043人、退院722人、治療中321名
5/26火 感染 1052人、退院741人、治療中311名
5/27水 感染 1057人、退院749人、治療中308名
5/28木 感染 1063人、退院755人、治療中308名 ( 図 )
5/29金 感染 1066人、退院768人、治療中298名
5/30土 感染 1070人、退院784人、治療中286名
5/31日 感染 1074人、退院793人、治療中281名
* これまでの死亡者86人 (北海道新聞朝刊から)


 欧米での感染爆発がそれなりに一段落した(多くは多数の死者が出て集団免疫的な状況に移行中?)…かどうかは不明ですが、経済活動開始へと切り替えが始まっています。東京は感染アラートのレベルに近いままですが、6/1から規制解除へと動いています。そのため、これまでよりも感染リスクが上がっているので、三密を避けること・手洗い、そして睡眠と栄養そして免疫を下げないことが何より大切です。薬を呑まない私としては、日々の暮らしで何とかしのいでいければと願っています。
 アメリカのコネチカット州では、下水(感染者の糞尿などが含まれている)を調べてコロナウィルスのRNA(遺伝子)の量を計測。それによると、感染者数と下水内のRNA量の間に明確な対応関係があり、感染者数増加などの変化の7日前くらいから「感染者増を予測できる…」。トイレと手洗いの汚水が入っているので、罹患して人体がウィルスを排出し始める状況がキャッチできた、ということです。東京都も同じように下水のサンプルを二週間前くらいから取り始めているので、分析結果を知りたいところです。政府や東京都の恣意的なアラート基準に沿うのかどうかが分かる…。

6/ 1月 退院795人,治療中284名。感染が減り入院者も少しずつ減少2020年06月02日 06:44

5/25月 感染 1043人、退院722人、治療中321名
5/26火 感染 1052人、退院741人、治療中311名
5/27水 感染 1057人、退院749人、治療中308名
5/28木 感染 1063人、退院755人、治療中308名 ( 図 )
5/29金 感染 1066人、退院768人、治療中298名
5/30土 感染 1070人、退院784人、治療中286名
5/31日 感染 1074人、退院793人、治療中281名
6/ 1月 感染 1079人、退院795人、治療中284名
* これまでの死亡者87人 (北海道新聞朝刊から)


道内では感染数は一桁台で推移しています。北九州市のように新たな感染クラスターが始まるまでは入院者も少しずつ減るという状況です。
 国はこれまで、発熱などの症状のある濃厚接触者以外のPCR検査を実質的に禁止していましたが、無症状であっても濃厚接触者全員にPCR検査をしても良いというお触れ(事務連絡)を出しました。ということで、無症状感染者でも検査できるようにようやく変わったのでした。無症状感染者が感染クラスター源なので、ようやく突き止められる…。やれやれです。北海道は1日最大1400件まで検査可能で、1日の最大実績が370件ほど。余裕があるということでの対応となりました。
 全国では一万人に抗体検査(ウィルスへの抵抗力)をするようで、市中の実際の感染率がようやく把握できるようになります。3種類の検査法が使われるようですが、検査の感度(特異度)の把握にもなり、牛歩の遅さながら検査関係も充実し始めたのは良かったです。三密を守って、みんながしぶとく我慢してきた甲斐がありましたねえ。

免疫ということ―『新しい免疫入門』を読みましたよ2020年06月02日 07:14

 5/22のブログに、『免疫革命』(講談社α文庫, 安保徹 著)を読んだ感想を書きました。ずいぶん刺激を受けて、コロナ禍の最中、もう少し読んでみたいと思いましたが、さすがにいろいろな本が出ていて迷いました。
 2冊目として読んだのは『新しい免疫入門― 自然免疫から自然炎症まで』2014年、審良静夫/黒崎知博 (講談社ブルーバックス)でした。サイトに書かれているコメントを見ると「難解…」「新しい…」というのを見て少し挑戦!というところ。『免疫革命』は2003年初版なので、それから11年後に出された内容は?!という関心がありましたが、免疫の世界が一挙に難解な世界に突入したことが分かりました。
 内容についてはあらためて書くことにして、一番印象的だったことは、免疫の世界の多層性とかなりの複雑さと曖昧さでした。「何々を食べたら良い…」「何々をしたら良い…」という単発的な思いにはまったく寄り添わないほどで、それなりの頻度で「…まだ不明」「これからの課題」というように出てきます。「免疫と炎症」はホットな話題ですが、複雑すぎてその研究成果は「これから…」。著者は世界に先駆けた研究をしていたのにタッチの差でノーベル賞を逃したようですが、本の中身はそれなり分かりやすく書いてくれていました。ブルーバックス…想像以上にレベルが高かったです。
 読んでいてつくづくと思ったのは、話題が変わってしまいますが、免疫システムの底知れないほどの奥行きにまったく似つかわしくないほどに貧弱な人間の思考能力のことでした。
 ヒトの思考は基本的に「二値的」です。アメリカのトランプ大統領は、80%ほどのアメリカ人から「人種差別者」と認識されているようですが、それとともに、物事を二値的にのみ捉えて行動する単純さが目につきます。古典的な研究では、「人間が当初認識できる(カテゴリー数)は、7プラスマイナス2」と知られていて、たかだか七つくらいの区分けでしか思考できない、というお話しです(あ、確か蔵書…)。虹の七色、世界の七不思議、七つの海…といった7・セブンという数字の意味が、人間が当初処理できる情報量の上限の研究から分かった、というものでした。
  さらに、行動するときは、「するか・しないか」という二値になるので致し方ないですが、現実は数十とか数百とかの要因によって構成されるので「行動も思考も、必ず事実世界とずれる」…。さらに思考能力の低さのせいで、世界の真理を理解する能力に乏しい…。相対性理論が説くような時間の相対性やら、集合論にあるような自己言及的パラドックス「私は嘘つき…という命題の真偽は確定できないこと」(エピメニデスのパラドックス)とかの本質的な話に行くかなり手前で、ヒトは「言葉の二値性」にやられてしまう情けなさです。二値的思考である人間の限界を指摘した『一般意味論』(A.コージブスキー)では、「敵?・味方?」に分かれて殺し合い、総計で900万人ほどが戦死した第一次世界大戦の愚かしさへの挑戦でもありました。…閑話休題と書くとすると、このブログ全部が―!。
 安保徹の免疫の四つの指標の中にある「笑い」、たぶん、私たちがすべきことはしっかりと笑いながらも、その後にでも「笑っている場合では無い!」と喜怒哀楽…喜び怒り悲しみ和む…といった諸相をきちんと生きることなのでしょうね。
 「人間だけが笑う能力を持っているのである」「…笑われるような生き物は人間だけ…」という古い言い回し。しかし、最近は『残念な生き物』という具合に動物まで笑ってしまおうという人間様の放漫さは、意外に可愛いものかもしれません。人類の終末としては、AIによる人類殲滅(ターミネーター的視点)ないし選抜、温暖化による環境破壊、暴走資本主義による世界破綻くらいかな―と思っていたら、2020年、新型コロナウィルスによる大打撃が起きました。人類史的には面白く怖い時代に生きることになりましたねえ。

6/ 2火 退院804人,治療中278名。ジャイアンツ2選手が無症状陽性に。2020年06月03日 19:32

5/26火 感染 1052人、退院741人、治療中311名
5/27水 感染 1057人、退院749人、治療中308名
5/28木 感染 1063人、退院755人、治療中308名 ( 図 )
5/29金 感染 1066人、退院768人、治療中298名
5/30土 感染 1070人、退院784人、治療中286名
5/31日 感染 1074人、退院793人、治療中281名
6/ 1月 感染 1079人、退院795人、治療中284名
6/ 2火 感染 1082人、退院804人、治療中278名
* 北海道の感染状況。これまでの死亡者87人 (北海道新聞朝刊から)


北海道は順調に推移していますが、鈴木知事はいつも感染の中心となる大都市の札幌を気にしています。確かにその通りですが、それでもずいぶん減ってきています。
 感染クラスターが出ている北九州市では、体温などは関係なく接触者全員のPCR検査を行うという、「症状は無いけれども他者に感染を拡げる無症状感染者を掘り出すという正攻法」を実施中です。
 今日、ジャイアンツの二人の選手が抗体検査で陽性となりPCR検査で感染が確認されました。発症して1週間から10日後に出るIgG抗体が確認されたので、本人は免疫を獲得しているし、日数が経っているので他者に感染させる恐れが低い状態です。しかし、その7-10日間に周りの誰かに感染させ得た状態でした。練習試合を中止して関係者を検査することになりました。この検査の網を拡げることで、無症状で感染している人を発掘し続ける…。これが今できる唯一の対策で、その間、お店や会社が倒産しないようにギリギリの経営を続ける。
 感染による重症化のメカニズムは、免疫暴走です。「感染した細胞を攻撃せよ―」という指令を伝えるサイトカインという物質が大量に出て(サイトカインの嵐)白血球を活性化。すると、まだ感染していない(血管をつくっている)血管内皮細胞も一緒に大量に破壊され、血管内に大規模に血栓ができる…。これが心筋梗塞や脳梗塞、多臓器不全につながり死に至る、という全身性の疾病に至るストーリーが分かってきました。高齢者や持病持ちはハイリスクですが、若者も同じストーリーで死に至る…。
 1日の唾液の分泌量は約1.5リットル。その唾液と唾液腺などに、ウィルスがとりつくACE2というフックがあって感染する…。だから、感染9日までは唾液によるPCR検査の精度は極めて高い…ということで、唾液によるPCR検査が開始されます。これで1日の検査可能人数が3倍になり、検体をとる医療者のリスクも大幅減です。
 いずれにしても対策は従前の通り。何とか頑張って三密を避け、かからないように気をつけることです。マスク必須、うがい・手洗いで防衛。こんな原始的で基本的な方法で戦えるのが有り難い。

6/ 3水 退院814人,治療中271名。微陽性の巨人選手二人、全員調査のJリーグ2020年06月04日 09:20

5/27水 感染 1057人、退院749人、治療中308名
5/28木 感染 1063人、退院755人、治療中308名 ( 図 )
5/29金 感染 1066人、退院768人、治療中298名
5/30土 感染 1070人、退院784人、治療中286名
5/31日 感染 1074人、退院793人、治療中281名
6/ 1月 感染 1079人、退院795人、治療中284名
6/ 2火 感染 1082人、退院804人、治療中278名
6/ 3水 感染 1085人、退院814人、治療中271名
* 北海道の感染状況。
 これまでの死亡者88人 (北海道新聞朝刊から)


北海道は順調です。気になるのがジャイアンツの2選手でしたが、抗体検査(偽陽性が高い検査…)では微陽性でした。他の人にうつす状態ではないけれど、PCR検査で陰性を確認するまで入院という対応。たまたまジャイアンツが選手全員などの抗体検査をするということから出てきた事態でしたが、これはこれで良かったなと思います。他のチームもそうした対応をしてほしいです。なおJリーグは全選手、二週間毎にPCR検査を実施すると決めています。そうすると選手も観客も安全安心です。
 アベノマスクとかいうものがまだ届いていない人も沢山居るようですが、抗原検査、抗体検査、唾液によるPCR検査などで、明らかに次の段階に入ってきました。武漢では990万人全員にPCR検査を実施して、陽性者が330人。「世界一安全…」という状況を作り上げられる段階に来たようです。もちろん、陽性者330人を隔離などして。このモデルで経済も生活も進むので、誰でも必要ならば検査できる体制がどんどん進んでほしいです。はっきりしたことは、モーニングショーで二か月前から唱えてきた「PCR検査の拡充」がやっぱり基本でしたね。
 それはそれとして、自分たちは三密を避け石けんでの手洗いなど、原始的基本を継続するー。