6/ 2火 退院804人,治療中278名。ジャイアンツ2選手が無症状陽性に。 ― 2020年06月03日 19:32
5/26火 感染 1052人、退院741人、治療中311名
5/27水 感染 1057人、退院749人、治療中308名
5/28木 感染 1063人、退院755人、治療中308名 ( 図 )
5/29金 感染 1066人、退院768人、治療中298名
5/30土 感染 1070人、退院784人、治療中286名
5/31日 感染 1074人、退院793人、治療中281名
6/ 1月 感染 1079人、退院795人、治療中284名
6/ 2火 感染 1082人、退院804人、治療中278名
* 北海道の感染状況。これまでの死亡者87人 (北海道新聞朝刊から)
~
北海道は順調に推移していますが、鈴木知事はいつも感染の中心となる大都市の札幌を気にしています。確かにその通りですが、それでもずいぶん減ってきています。
感染クラスターが出ている北九州市では、体温などは関係なく接触者全員のPCR検査を行うという、「症状は無いけれども他者に感染を拡げる無症状感染者を掘り出すという正攻法」を実施中です。
今日、ジャイアンツの二人の選手が抗体検査で陽性となりPCR検査で感染が確認されました。発症して1週間から10日後に出るIgG抗体が確認されたので、本人は免疫を獲得しているし、日数が経っているので他者に感染させる恐れが低い状態です。しかし、その7-10日間に周りの誰かに感染させ得た状態でした。練習試合を中止して関係者を検査することになりました。この検査の網を拡げることで、無症状で感染している人を発掘し続ける…。これが今できる唯一の対策で、その間、お店や会社が倒産しないようにギリギリの経営を続ける。
感染による重症化のメカニズムは、免疫暴走です。「感染した細胞を攻撃せよ―」という指令を伝えるサイトカインという物質が大量に出て(サイトカインの嵐)白血球を活性化。すると、まだ感染していない(血管をつくっている)血管内皮細胞も一緒に大量に破壊され、血管内に大規模に血栓ができる…。これが心筋梗塞や脳梗塞、多臓器不全につながり死に至る、という全身性の疾病に至るストーリーが分かってきました。高齢者や持病持ちはハイリスクですが、若者も同じストーリーで死に至る…。
1日の唾液の分泌量は約1.5リットル。その唾液と唾液腺などに、ウィルスがとりつくACE2というフックがあって感染する…。だから、感染9日までは唾液によるPCR検査の精度は極めて高い…ということで、唾液によるPCR検査が開始されます。これで1日の検査可能人数が3倍になり、検体をとる医療者のリスクも大幅減です。
いずれにしても対策は従前の通り。何とか頑張って三密を避け、かからないように気をつけることです。マスク必須、うがい・手洗いで防衛。こんな原始的で基本的な方法で戦えるのが有り難い。
5/27水 感染 1057人、退院749人、治療中308名
5/28木 感染 1063人、退院755人、治療中308名 ( 図 )
5/29金 感染 1066人、退院768人、治療中298名
5/30土 感染 1070人、退院784人、治療中286名
5/31日 感染 1074人、退院793人、治療中281名
6/ 1月 感染 1079人、退院795人、治療中284名
6/ 2火 感染 1082人、退院804人、治療中278名
* 北海道の感染状況。これまでの死亡者87人 (北海道新聞朝刊から)
北海道は順調に推移していますが、鈴木知事はいつも感染の中心となる大都市の札幌を気にしています。確かにその通りですが、それでもずいぶん減ってきています。
感染クラスターが出ている北九州市では、体温などは関係なく接触者全員のPCR検査を行うという、「症状は無いけれども他者に感染を拡げる無症状感染者を掘り出すという正攻法」を実施中です。
今日、ジャイアンツの二人の選手が抗体検査で陽性となりPCR検査で感染が確認されました。発症して1週間から10日後に出るIgG抗体が確認されたので、本人は免疫を獲得しているし、日数が経っているので他者に感染させる恐れが低い状態です。しかし、その7-10日間に周りの誰かに感染させ得た状態でした。練習試合を中止して関係者を検査することになりました。この検査の網を拡げることで、無症状で感染している人を発掘し続ける…。これが今できる唯一の対策で、その間、お店や会社が倒産しないようにギリギリの経営を続ける。
感染による重症化のメカニズムは、免疫暴走です。「感染した細胞を攻撃せよ―」という指令を伝えるサイトカインという物質が大量に出て(サイトカインの嵐)白血球を活性化。すると、まだ感染していない(血管をつくっている)血管内皮細胞も一緒に大量に破壊され、血管内に大規模に血栓ができる…。これが心筋梗塞や脳梗塞、多臓器不全につながり死に至る、という全身性の疾病に至るストーリーが分かってきました。高齢者や持病持ちはハイリスクですが、若者も同じストーリーで死に至る…。
1日の唾液の分泌量は約1.5リットル。その唾液と唾液腺などに、ウィルスがとりつくACE2というフックがあって感染する…。だから、感染9日までは唾液によるPCR検査の精度は極めて高い…ということで、唾液によるPCR検査が開始されます。これで1日の検査可能人数が3倍になり、検体をとる医療者のリスクも大幅減です。
いずれにしても対策は従前の通り。何とか頑張って三密を避け、かからないように気をつけることです。マスク必須、うがい・手洗いで防衛。こんな原始的で基本的な方法で戦えるのが有り難い。