同僚が子連れで職場に2020年03月02日 12:14

三月末で職場を離れるので、片付けをしています。
職場は三月末頃まで学生には「来ないでね」という対応になりました。
誰も居ないので静かで片付けを進めるには大変によろしい。
同僚が小さな小学生を連れてきていました。奥さんに「あんた、連れて行ってね」と、子どもを押しつけられて来たに違いない、と邪推。
「こんにちわ」というと「コンニチワ」と返事を返してくれましたが
「ダーレー?」と怪訝な顔です。「…うん、怪しいオヂサン」と答えておきました。家に帰ったら「怪しいオヂサン居たよ」とか話題の一つになればと、何だか少し嬉しい。

トレペの買いだめ・予言の自己成就2020年03月02日 12:40

1980年代のオイルショックの時にも「トイレットペーパーがなくなる」騒動になりました。なくなった訳ではなく、そうしたガセネタにみんなが動揺して買いあさったのでした。
「予言の自己成就(じこ・じょうじゅ)」現象と社会学などでは呼んでいます。「なくなる…」という話を何となく耳にして店に向かってみると、ブツを持っている人達とすれ違う。「あれっ?みんな、買ってきている…」。店に行ってみると、確かに品物が少なくなって無くなりそうなので、特に信念があったわけではないけれど「まあ、買っておくか…」。ということが繰り返されて、店の中には品物がなくなり、後から来た客は「売っていない!」と騒ぎだし、ネタが欲しいテレビとかが「店には、もうありません!」と大画面で事実を伝える…。

この反対が「予言の自己破壊」ですね。「あの人が当選するだろうねえ」「そうだね」とみんなが言っていると「…投票行かなくても、大丈夫そう」と何となく投票に行く人が減り、開票してみると当選ラインに届かず落選…。 以上が、社会現象としての「加速度的な動き」の例でした。

事前確率、事後確率というものを取り入れるベイズ統計でも、こういう現象はつかめないかもしれませぬ。独り言…。

北海道の潜在感染者数は940人…2020年03月02日 23:57

北海道大学の専門家の推計によると、中国などでの感染・発症のデータから、北海道にはおよそ940名の感染者がいること(その一部の人が発症したので発見されています-77名!)。
 また、発症までにかかる日数の計算から、感染はおおむね「雪まつり」の頃からと推測されるとのこと。まだ閉鎖されていなかった武漢を含めて、春節の休みの期間、中国各地から大勢の観光客が道内にやってきた時期と重なります。
 同じことが全国各地で起きていると想像されますが、北海道の感染者数が都道府県でトップになったのは、やはり冬のため、気密性が高く換気の良くない場所が多かったせいと思います。
 ということなので、少なくとも、感染者数トップの北海道の鈴木知事が緊急事態宣言をして、小中学校を休校にすること、この土日には外出しないこと…という一連の規制を示したのは正しいタイミングだったと思います。
 総理がその次の日に小中高の休校を宣言したのも、そうした状況に沿うものと推測されます。(それに伴う対応策については後手後手に回っていますが)
 ある病院では、小さな子どものいる看護師さん、薬剤師さん、受付の方などの二割とかが出勤できず、急遽、初診の外来受診を停止しています。それにしても行き所がなくなった子どもたちも親御さんも本当に大変で、がんばってほしいです。高齢ハイリスクの自分も感染しないように気をつけますー。

感染のピークはGW!?2020年03月03日 09:00

新型コロナウイルスは、これまでにない感染性があると言われています。無症状の間もたくさんの人にうつす…。少し風邪気味のようだったら、家にいるというのは正しいようです。自分も休めて体力維持だし、他の人にうつさないで済みます。

以下は知人の医師の個人的見解ですー。
 「新型コロナですが、中国では確かにピークを抜けつつあるようです。予想より展開が早いです。日本の今後の予測ですが、4-5月にピーク(GWの頃)、7-8月には多少は落ち着いた感じかと思います」―ということでした。

韓国ではドライブスルー式の検査システムができて、とにかく感染の有無の確認を進めているので、感染者数は大きくなっています。それに対して日本では重症者以外はPCR検査を適用しないので感染が確定されず、外向けの感染者数はそれほど増えていない。オリンピック向けに誤魔化している…と邪推してしまいます。
 高齢や感染ハイリスクの人は重症化しないように自己防衛するのが大事と思っています。アビガンなどの対ウィルス薬剤はコロナには治験中で、使用はこれからの様子。皆さん、のんびり頑張りませふ。

シュレッダー瞑想の心理学実践2020年03月03日 14:06

職場の部屋の片付けを続けています。
大量の書類、それも聞き取りをした個人的な内容とか個人情報が満載の書類やら論文などです。職場の業務用シュレッダーまで運んできちんと処理するのです。
 台車に載せて運び込む…。先客がいてシュレッダーに書類を黙々と投入して作業しています。機械の周りには細かくなった紙の破片が散らかっています。仕方がないのでその場で少し待ちます。
 さて、待ち時間が終わりました。私も黙々とシュレッダーで裁断を続けます。70-80センチ四方のビニール袋が満杯になり、新しい袋に取り替えます。また、黙々と裁断します。また満杯になって袋を取り替えます。その際、紙片が少し飛び交って周囲に四散します。「イッパイニナリマシタ」というメッセージが出るので袋を入れ替えます。シュレッダーの横には裁断紙片で満杯になった大きなビニール袋が三つになりました。一定の動作を繰り返しているのですでに瞑想気分なのです。
 横にある自販機の飲み物を買いに来た職場の人が少し迷惑そうですが、瞑想中の私はあまり気になりません。部屋に置いてある古い強力掃除機を持って来て、シュレッダー瞑想から次は(森田療法的な)軽作業期に入ります―。外国製強力掃除機で、散らばった紙片をゴーンゴーン(少し不吉な音か…)と吸い込みます。この際なのでシュレッダーの機械の中に残っている紙片も一つ残らず吸い込みを達成して、ついに完璧な時間となりました。

確率って、まだ起きていないことの数字。2020年03月04日 00:04

確率って、まだ起きていないことについての見通しを数字にしたものです。
最近の新型コロナウイルスだと、それに罹りました「罹患率」というのが計算されますが、これは「起きてしまったこと」「事実」なので、確率…ということではありません。「発生(比)率」などと呼びます。
 ロシアンルーレットという危ない例があります。昔々、ロシアの貴族(実際は零落して金がなくなった貧乏貴族同士での負債回復法という説もあり)が、お互いに順繰り、六発入りレンコン型弾倉をクリクリッと回して、こめかみに当てて引き金を引く…。弾は一発しか入っていないので、「5/6の確率」で助かり、「1/6の確率」でお陀仏となるというお話しです。
 まだ誰も引き金を引いておらず「それではこれからやりますかっ」といった段階では、これからの見通しなので「1/6の確率」と呼びます。
 それに対して、これまで零落ロシア貴族などが6人組で100個所でやっていると、600人中きっちり100人がお亡くなりになっています。つまり、「100人/600人」です。これは実際に起きた実現値なのですが、その比率の「1/6」に注目すると、「確率」と一致しています。だからと言って同じことではないのです!
 なお、とうとう私の番になってクリクリクリッと弾倉を回して、顳顬に当てて引き金を引いたとき、「私は生きているか、死んでいるか」の二択になります。まだ実現していない数字として、それは「1/2の確率」と言えるでしょう。
 ※ただし、この考え方をすると統計学が壊れるのですぐに捨て去られました。言い換えれば、確率というものの見方では、「今」ということの「一回性」を扱わない、あるいは扱えないのです。