ハマナスの赤紫の花が咲いていました。石狩圏の道路沿い走行中―2020年06月17日 19:23

長崎の出島にいたオランダ人の医師シーボルトが、江戸時代の終わり頃、日本のハマナスをオランダに持ち帰りました。オランダはもちろんですが、その後、ヨーロッパのあちこちでハマナスとの交配でバラの品種が一挙に拡大した…とされています。

 石狩圏の道路を走行していると、分離帯などでハマナスが赤紫の花をつけています。イギリスにいた頃、ロンドンの北の街々にもハマナスがあちこちに咲いていて驚いたものです。バラのようにトゲがあるので生垣的な植え方になっていて、残念ながら花として愛でている感じはあまりしませんでした。


 秋になるとバラの花の根元に実ができます。いわゆる「ローズヒップ」ですが、ハマナスも同じのように赤い実をつけます。
 かつて行っていた喫茶店主がハマナスの実に「ハマナスのお尻」という名前をつけて「売り出そうかな」という…。乾燥させた実に少し切れ目を入れてお湯につけると、実の赤みが出てきて素敵な色になり、少し酸味のあるフルーティな飲み物になっていました。おいしかったです。
 イギリスでもハマナスの実をとって「飲もうかな…」思ったのですが、なにせ道路沿いに咲く身の上、排気ガスとかが気になりやめました。かなり残念でした。浜に近く、清潔なハマナスの実があったら、「ハマナスのお尻」ドリンクを試してみては如何でしょうか。(^_^;

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