東京は…まずい。感染クラスター頻発、調査不能に向かう…2020年04月04日 23:17

東京の感染者の数値を見ていくと次のようになっています。
「16 17 41 47 40 63 68 13 78 66 97 89 118人 (4/4)」
以前にも書きましたが、3~4日から5~7日で2倍になる増え方が続いています。これは小池都知事も専門家も言っていることですが、極めてまずい増え方です。



1)「感染クラスターを把握して、そこから拡散しないようにする」という対策がほぼ崩壊しています。
理由は単純で、クラスター分析班が何百人居たとしても、経路不明感染者が半分を占めるなどと多いと、そこから爆発的に増えるからです。
以前に計算した仮想例では、無症状感染者が40人いたとして、一人が1日に3人に感染させると…40人、120人、360人、1080人…というように増加。(家族、知人友人、職場の人、バス電車、お店、学校…)
感染者の総数は合計して、40人、160人、520人、1600人…と爆増するからです。

2)重症者用ベッド数を何とか増やしたこと、軽症者は「経過観察用施設や自宅で過ごす」方式に切り替わったこと(4/3)で、対応力は上がりました。しかし、感染経路を追えないところでの爆発的な増加 (1) そのものには何の効果もありません。

韓国などではドライブスルー検査や電話ボックス型検査場によって、無症状の人でも検査することによって、症状がなくて病院に来ないけれども感染している人を発見する!方策をとりました。
しかし、日本はこれを全く実施せず、経路不明で病院に来た人を受け身で調べているだけです。そのため、全く把握できない未知の事態が露呈したのがこの数日の数値です。つまり、日本型方式「病院にやってきた者だけを検査して、感染クラスターを発見して押さえ込む」やり方が破綻しているのです。

 類似の状況は大阪、阪神、名古屋などの大都市でも始まってきたようで、米国政府はとうとう米国民に対して日本から離脱することを勧めています。「日本は近々、医療崩壊に陥る…」と見ているためです。
若い人たちもかなりの重症になることも分かってきて、とにかく、「感染しないこと」を徹底してまずは自己防衛です。引きこもり…というよりも、何とか立て籠もって頑張っていきましょう。

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