2日連続2千人台:03/26土 道。感染2138人|モスクワ 砂糖切れのお話… ― 2022年03月26日 10:05
北海道の感染者は2日続けて2千人台です。昨日より100人増、先週の同じ曜日から300人近く増加です。死亡は4名。じわりと増えているように感じます…。気をつけたいと思います。
新規クラスターは2件。函館の保育所(園児9人)、釧路管内の医療機関(5人)が感染です。
○砂糖がモスクワの店頭から無くなりました― 30年前の経済破綻の記憶が…
ロシア国営放送の「大本営発表…」のお手盛りニュースでも、モスクワ市内の物価が上がっていて、庶民は自衛のために買いあさり、小麦粉,米、砂糖などが店頭から姿を消した、となっていました。※昨日あたりは、価格が1.8倍程に上昇…。
スーパーの店員がバックヤードから砂糖(1-2Kgほどのパック)を台に入れて運び出したら、そこにいた女性客が何個も自分のカートに入れ始めました。それを見た周りの中高年の女性客が,物も言わずに集まってきて一斉に砂糖をカートに入れ始める―。後から客が押し寄せて来て、もう台には残っていないのを見ると、自分のカートに何個も砂糖を入れていた別の客のカートから、無言で一斉に砂糖を奪い取り始めました…。
ロシアの「サバイバリズム(生き延び主義)」の面目躍如たるニュース動画でした。30年前の経済破綻、配給制の食料チケットの時代を生きてきた中高年のロシア人には、今のところの経済制裁は大したことでもなく、当たり前のように過ごしている感じでした。
当時、砂糖はカストロが居たキューバから輸入していたのですが、ロシアの経済破綻のために入手困難となっていました。店頭から砂糖が姿を消したため、ロシア・ジョークですが「砂糖からウォッカを作っていたのに砂糖が無くなってしまった。どうしたらいい?」「…ウォッカを絞ればいいさ」…。必需品のウォッカ(呑まずにやっていられない…)までも全く手に入らない状況での、軽い自暴自棄的ジョークです。
ちなみに、サモワール(湯沸かし器)で湧かしたお湯でお茶を濃く出してポット入れておく (お茶は高価…)。ポットの濃いお茶をサモワールのお湯で割って、砂糖を入れたりジャムを舐めながら飲みます―。ジャムは紅茶には入れず、舐める方が多かった印象です…。
ちなみにロシア人は砂糖を年間40kg消費する―。※ヨーロッパでは30kg程度、日本人は20kg以下。
今のロシア男性の平均寿命は72.5歳…となっていますが (中国同様に、ウソデータだと思っています…)、10数年前まで男性の寿命は60台後半でした。69歳のプーチンはロシア的感覚では寿命を迎えるような高齢者…。
冬はマイナス20-30度にもなり寒いし、脂身をたくさん食べるし、運動はしないし(できないし)、言いたいことが言えないストレスでウォッカをガブ飲みするし…、女性は強いし(失礼!!)…長生きできるわけがない…。
ということで、経済制裁で庶民は苦しみますが、ロシアはそれでどうにかなるような国ではありません。もともと誰も政府のことは信じていない国だったのですが,最近のプーチンの国内向けの見事な情報戦略で、中高年は全く洗脳されてしまった様子ですし。したがって、プーチン王朝の陥落は、政府内部での暗闘によって「起きるか起きないか…」といったところです。
* 北海道感染状況―
北海道新聞朝刊から (数値は前日夕方のデータ)。これまでの死亡者は1911人(+6)。
「感染者数―現在患者数―入院者数」を表示します。
新規クラスターは2件。函館の保育所(園児9人)、釧路管内の医療機関(5人)が感染です。
○砂糖がモスクワの店頭から無くなりました― 30年前の経済破綻の記憶が…
ロシア国営放送の「大本営発表…」のお手盛りニュースでも、モスクワ市内の物価が上がっていて、庶民は自衛のために買いあさり、小麦粉,米、砂糖などが店頭から姿を消した、となっていました。※昨日あたりは、価格が1.8倍程に上昇…。
スーパーの店員がバックヤードから砂糖(1-2Kgほどのパック)を台に入れて運び出したら、そこにいた女性客が何個も自分のカートに入れ始めました。それを見た周りの中高年の女性客が,物も言わずに集まってきて一斉に砂糖をカートに入れ始める―。後から客が押し寄せて来て、もう台には残っていないのを見ると、自分のカートに何個も砂糖を入れていた別の客のカートから、無言で一斉に砂糖を奪い取り始めました…。
ロシアの「サバイバリズム(生き延び主義)」の面目躍如たるニュース動画でした。30年前の経済破綻、配給制の食料チケットの時代を生きてきた中高年のロシア人には、今のところの経済制裁は大したことでもなく、当たり前のように過ごしている感じでした。
当時、砂糖はカストロが居たキューバから輸入していたのですが、ロシアの経済破綻のために入手困難となっていました。店頭から砂糖が姿を消したため、ロシア・ジョークですが「砂糖からウォッカを作っていたのに砂糖が無くなってしまった。どうしたらいい?」「…ウォッカを絞ればいいさ」…。必需品のウォッカ(呑まずにやっていられない…)までも全く手に入らない状況での、軽い自暴自棄的ジョークです。
ちなみに、サモワール(湯沸かし器)で湧かしたお湯でお茶を濃く出してポット入れておく (お茶は高価…)。ポットの濃いお茶をサモワールのお湯で割って、砂糖を入れたりジャムを舐めながら飲みます―。ジャムは紅茶には入れず、舐める方が多かった印象です…。
ちなみにロシア人は砂糖を年間40kg消費する―。※ヨーロッパでは30kg程度、日本人は20kg以下。
今のロシア男性の平均寿命は72.5歳…となっていますが (中国同様に、ウソデータだと思っています…)、10数年前まで男性の寿命は60台後半でした。69歳のプーチンはロシア的感覚では寿命を迎えるような高齢者…。
冬はマイナス20-30度にもなり寒いし、脂身をたくさん食べるし、運動はしないし(できないし)、言いたいことが言えないストレスでウォッカをガブ飲みするし…、女性は強いし(失礼!!)…長生きできるわけがない…。
ということで、経済制裁で庶民は苦しみますが、ロシアはそれでどうにかなるような国ではありません。もともと誰も政府のことは信じていない国だったのですが,最近のプーチンの国内向けの見事な情報戦略で、中高年は全く洗脳されてしまった様子ですし。したがって、プーチン王朝の陥落は、政府内部での暗闘によって「起きるか起きないか…」といったところです。
* 北海道感染状況―
北海道新聞朝刊から (数値は前日夕方のデータ)。これまでの死亡者は1911人(+6)。
「感染者数―現在患者数―入院者数」を表示します。
by kasait [新型コロナウイルス] [社会・社会学・心理学・文化] [独裁者プーチン] [コメント(0)|トラックバック(0)]