アメリカ、ニュージャージー州の感染状況。死者は1万2千人以上 (図)2020年06月24日 22:40



 ニューヨークの隣にあるニュージャージー州の知人から、感染状況のデータが送られてきました。縦軸が感染者や死亡者の人数ですが、「対数目盛」になっています。段階が一つ上に上がると、人数は100⇒1000⇒10000(一万人)⇒100000(十万人)⇒1000000(百万人)とゼロの桁が一つずつ増えていきます。
 感染者数は16万6881人(6/14付け)、死亡者累計は1万2625人です。あまりの数字の大きさに何だかよく分からなくなります。ニュージャージー州の人口は879万人なので、人口の約1.9%が感染、人口の0.1%が死亡。また、感染者のうちの7.5%が死亡しています。それでも、6月に入り死亡者の増加が三桁から二桁の人数に留まるようになっているので、感染爆発もピークは過ぎて、それなりに落ち着いてきた様子も見受けられます。日本は全国での死亡者数でもおおむね1000人程度…。だいぶ違います。
  知人は穏やかな住宅地域に住んでいるようで、誕生日の子どもを車に乗せてクラクションを鳴らして行ったり、プロム(高校でのダンスパーティ:一大イベント!)ができないからなのか、警察に内緒で車で回って近所の人が手を振るという光景もあったと知らせてくれました。まるでテレビドラマに出てくるアメリカの風景の感じがします。

 トランプ大統領の初期の態度や後手後手に回った対応、さらに健康保険制度や貧困の問題などで、多数の感染者と死者が出てしまったと思っています。そうした状況の中、知人も感染しないように自衛に自衛を重ねている様子で、このまま罹患せず無事に過ごせるように願うばかりです。
 ニューヨーク市に住んでいる親戚の若夫婦によると、一時期は凄まじい感染者数と死者数でしたが、街はスーパーなどに食料を買いに行くと人も歩いておらず静かだったようです。
 しかし、このところの「Black Lives Matter 黒人の命は(我々には)重要(な問題)だ」のデモなど一挙にコロナ禍の鬱憤も炸裂したようですが、非常に大きな時代の転回になるようにも感じます。良くも悪くも凄い時期に居合わせていますねえ

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