6/26金 退院1027人,治療中177名。小樽の昼カラオケ感染は少ない人数…2020年06月27日 09:16

6/19金 感染1173人,退院984人,治療中189名
6/20土 感染1178人,退院989人,治療中189名 (図)
6/21日 感染1180人,退院993人,治療中187名
6/22月 感染1182人,退院994人,治療中188名
6/23火 感染1183人,退院1003人,治療中180名
6/24水 感染1183人,退院1011人,治療中172名
6/25木 感染1199人,退院1015人,治療中184名
6/26金 感染1204人,退院1027人,治療中177名
* 北海道の感染状況。
これまでの死亡者98人 (北海道新聞朝刊から)

 小樽、高齢者の昼カラオケによる感染クラスターは三軒目。厚労省クラスター対策班が25日から現地入りしていますが、感染者はそんなに多くはなく11名くらいです。アメリカ・ニュージャージー州のデータを見ると、何万人、何千人、何百人とか規模が違うので、目まいがしそうです。
 北京では市場で大きな感染が発生したため、鉄道利用などには「PCR検査陰性証明書」、それも7日以内のもの限定で所持していないと列車に乗れない状況。悪徳業者が「数日以内発行するので…一件数万円」のあぶく銭を稼ぐ…。日本では唾液によるPCR検査が保険適用になりました。「PCR検査禁止のお触れ」が出ていたような、これまでの「検査してもらえない…」状況が少しは変わると良いのですが。
 日本はイギリス・オックスフォード大学と製薬会社のワクチン開発チームに肩入れして、日本国内への導入も図っているようです。9割が失敗する…というワクチン開発、リスクが大きいのですね。

ネーミング・名付け― 特徴だとしてそれを言葉にすること2020年06月27日 09:37

6/24に接触確認アプリのネーミングの悪口を書きました。たまには悪口の一つも言っておかないと…というところです(^_^v。
 正確に言えば、「実態とつながらない名称・ネーミングは認識を歪める」からで、理屈としては一般意味論ならびに多元的現実論に基づく判断です。まっ、それはそれとして…。
 「E電」…。イーデンと読みますが、アグネスチャンとか小林亜星などが委員となって決めたのでした―東京の山手線などを「E電」と呼ぶと。iPXXとか「i」が付く名前が増えたように、「e何とか」のノリと一緒の発想でした。しかし、思えば「電気ブラン(デンキブラン)」という名称の酒は明治とかです。古い話の蒸し返しで「E電」と聞いて思わず鼻白みました。(はなじろむ…とはどういう鼻の状態か…これはまた別の話題「慣用表現の怪」)。

 プロ野球も再開しましたが、ファイターズの現在の本拠地である札幌ドーム、かつて名称を公募して選ばれたのが「ヒロバ」とかです。誰も使わないうちに消え去りホッとしたものです。札幌駅から大通公園に向かう地下歩行空間(少し広いので「空間」として威張った感じがあります)、これも名称を公募して「チカホ」となりました。若者が普通に言いそうな言葉なので、まあそれで良いのかもしれません。
 それにしても、最悪は学者先生様達の名付けです。あの美味なるウニ・ガンゼを何と「馬糞雲丹(バフンウニ)」―。芳香がかぐわしい初夏のアカシアを何と「ニセアカシア」と命名されたのです。せめて丸雲丹とか、キタアカシアと名付けられなかったのかー。骨粗鬆症(こつそしょうしょう)もその手の名称ですね、せめて骨少々とか…失礼。
 そうした愚かしい批判はともかく、名前の付け方で現実が変わる・動くという社会学的な実態があること、名称に基づいて人は行動するという心理学的実態があるため、名称・呼び方には注意しないといけないと思っています。
 名前を与えると差異化されます。他の何かや誰かと違うことを社会的に公言したことになるからです。(社会的な有徴化)
 NHKの言葉狩り―、いわゆる差別的表現を使わないということで「言葉の世界を貧困化する」と批判されますが、公共放送らしいので、悪意の解釈につながらないような警戒感があることだけは良い点だと思います。
 以前、古い建物だった時代の札幌「コンカリーニョ」にて、古典落語を聞きました。身体的な障害に関わる放送禁止用語の三名だったかが互いに相手の弱みを助け合いながら旅をする…という内容でした。差別的とされる禁止用語で語られる古典落語の凄味が骨身に染みた記憶があります。
 ずいぶん前に亡くなりましたが、私が小さい頃に世話をしてくれた、背中が曲がった叔母のことを思い出していました。子どもの無邪気さで「あのね、セ×シと言うんだよ」と言おうとした途端に母の目配せを感じて、口を噤んだ(つぐんだ)のでした…。遠く重い記憶です。