接触確認アプリ COCOAー何?そのネーミング2020年06月25日 09:59

ひどいネーミングのソフトが提供されました。COCOA、だそうです。
 1m以内に15分間いると、それぞれ相手のスマホデータがこちらのスマホに保持される。その後、感染が分かった人は自分のスマホの「感染しました」ボタンを押す。すると、かつてそばに居た匿名・不定を含めた相手の人たちに通知される…という仕組みです。うーむ、あまり使えない感じの代物ですねえー。

1) Bluetooth機能をオンにして常時電波をチェックするので、バッテリー・コンシャスな人は、バッテリーの消耗を嫌う。
2)相手のスマホのデータは自分のスマホ内にのみ暗号化されて保持され、厚労省やその他の第三者には伝わらない。個人情報が保持されるのは良い点ですが、個人的なツールに留まってしまった。
3)そのため、「感染しました」連絡が来ても、自分が感染しているかどうかを伝える部署などが定かでなく、抗原・抗体検査やPCR検査を受けられるような対応が定まっていません。

 ということで、「…あれ?誰だか分からないけれど、自分の側に居た人が感染したと連絡があったけれど、でもどうしたら?」という状況です。症状があれば、このソフトの有無に関わりなく、関連の窓口などに相談すれば良いわけです。無症状の感染者を見つけるためならば、連絡があったら検査で確認をさせてもらえる仕組みがないと意味がない…。
 人口の6割とか大勢の人が使わないと感染抑止にならない計算があるようですが、使用者は多分、10パーセントにもいかない予感があります。
 小樽のスナックでの高齢者の昼カラオケによる感染クラスター、1mの距離で15分いることはあまり考えられないです。たまに接触また接触するような距離に居ること、および、数十分以上「三密」の場所にいることで「感染する」ことが分かっています。すると、「1mの距離で15分以上」というのは、東京の地下鉄などの満員電車での感染には使えるということでしょうか。
 COCOA。さすがのNHKニュースですら、このネーミングには触れていませんでした…。

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