「巣ごもり・縮み志向」カテゴリーを追加。「アベノマスク…」2020年04月03日 10:18

3月末で定年となり、ブログを書くヒマができてしまいましたー。
「縮み志向の日本文化」のうち江戸の回文を何回か書いているので、「巣ごもり・縮み志向」の新しいカテゴリーを追加しました。
立川談志の当時の本には、確か、「地口」(じぐち)という言い換えの例も出ていました。全体的に品がない感じの例ですが、「ウェーン少年脱腸団」―もちろん、ウィーン少年合唱団の言い換え、「貝と塩を煮詰めて」―当時のロマンス「愛と死を見つめて」の言い換え、という具合でした。思えば、コロナウィルスで亡くなった志村けん、そしてドリフターズが得意そうな領域ですね。あらためてご冥福を…。
 ちなみに、地口ではないでしょうけれども、ここ数日の最新ニュースとして「首相が各世帯に布マスクを2枚ずつ配布する!」という画期的な政策が紹介され、顔に合わない小さめの布マスクを頑張ってつけている写真が紹介されています。WHOは布マスクには全く否定的にも関わらず200億円以上を費やすという英断…。
メディア曰く「アベノマスク…」…。
まだ日本語話術の伝統は生きているようですね。
※アベノマスクは北海道新聞三面記事のタイトルで使用。

4/ 3金 感染者188人,治療終了137人,治療中51名。北海道は病床数300に。2020年04月04日 11:43

3/16月 感染者数 152人、治療終了62人。 ※90名(引き算すると)
3/17火 感染者数 152人、治療終了72人。 ※80名(引き算すると)
3/18水 感染者数 154人、治療終了73人。 ※81名(引き算すると)
3/19木 感染者数 157人、治療終了81人。 ※76名(引き算すると)
3/20金 感染者数 158人、治療終了84人。 ※74名(引き算すると)
3/21土 感染者数 159人、治療終了87人。 ※72名(引き算すると)
3/22日 感染者数 162人、治療終了96人。 ※66名(引き算すると)
3/23月 感染者数 162人、治療終了97人。 ※65名(引き算すると)
3/24火 感染者数 163人、治療終了100人。 ※63名(引き算すると)
3/25水 感染者数 167人、治療終了105人。 ※62名(引き算すると)
3/26木 感染者数 168人、治療終了121人。 ※47名(引き算すると)
3/27金 感染者数 169人、治療終了123人。 ※46名(引き算すると)
3/28土 感染者数 171人、治療終了124人。 ※47名(引き算すると)
3/29日 感染者数 175人、治療終了125人。 ※50名(引き算すると)
3/30月 感染者数 176人、治療終了131人。 ※45名(引き算すると)
3/31火 感染者数 176人、治療終了132人。 ※44名(引き算すると)
4/ 1水 感染者数 180人、治療終了133人、治療中43名
4/ 2木 感染者数 183人、治療終了135人、治療中48名
4/ 3金 感染者数 188人、治療終了137人、治療中51名
* これまでの死亡者は8人。北海道新聞朝刊から。

北海道の小中高は再開しますが、登校に不安な家では無理に登校させなくても良い、出席しなくとも不利にならないようにする…という方針だそうです。新たな感染クラスターが街中で始まりませんように…。

東京は…まずい。感染クラスター頻発、調査不能に向かう…2020年04月04日 23:17

東京の感染者の数値を見ていくと次のようになっています。
「16 17 41 47 40 63 68 13 78 66 97 89 118人 (4/4)」
以前にも書きましたが、3~4日から5~7日で2倍になる増え方が続いています。これは小池都知事も専門家も言っていることですが、極めてまずい増え方です。



1)「感染クラスターを把握して、そこから拡散しないようにする」という対策がほぼ崩壊しています。
理由は単純で、クラスター分析班が何百人居たとしても、経路不明感染者が半分を占めるなどと多いと、そこから爆発的に増えるからです。
以前に計算した仮想例では、無症状感染者が40人いたとして、一人が1日に3人に感染させると…40人、120人、360人、1080人…というように増加。(家族、知人友人、職場の人、バス電車、お店、学校…)
感染者の総数は合計して、40人、160人、520人、1600人…と爆増するからです。

2)重症者用ベッド数を何とか増やしたこと、軽症者は「経過観察用施設や自宅で過ごす」方式に切り替わったこと(4/3)で、対応力は上がりました。しかし、感染経路を追えないところでの爆発的な増加 (1) そのものには何の効果もありません。

韓国などではドライブスルー検査や電話ボックス型検査場によって、無症状の人でも検査することによって、症状がなくて病院に来ないけれども感染している人を発見する!方策をとりました。
しかし、日本はこれを全く実施せず、経路不明で病院に来た人を受け身で調べているだけです。そのため、全く把握できない未知の事態が露呈したのがこの数日の数値です。つまり、日本型方式「病院にやってきた者だけを検査して、感染クラスターを発見して押さえ込む」やり方が破綻しているのです。

 類似の状況は大阪、阪神、名古屋などの大都市でも始まってきたようで、米国政府はとうとう米国民に対して日本から離脱することを勧めています。「日本は近々、医療崩壊に陥る…」と見ているためです。
若い人たちもかなりの重症になることも分かってきて、とにかく、「感染しないこと」を徹底してまずは自己防衛です。引きこもり…というよりも、何とか立て籠もって頑張っていきましょう。

4/ 4土 感染191人,治療終了140人,治療中51名。定常状態です2020年04月05日 11:32

3/22日 感染者数 162人、治療終了96人。 ※66名(引き算すると)
3/23月 感染者数 162人、治療終了97人。 ※65名(引き算すると)
3/24火 感染者数 163人、治療終了100人。 ※63名(引き算すると)
3/25水 感染者数 167人、治療終了105人。 ※62名(引き算すると)
3/26木 感染者数 168人、治療終了121人。 ※47名(引き算すると)
3/27金 感染者数 169人、治療終了123人。 ※46名(引き算すると)
3/28土 感染者数 171人、治療終了124人。 ※47名(引き算すると)
3/29日 感染者数 175人、治療終了125人。 ※50名(引き算すると)
3/30月 感染者数 176人、治療終了131人。 ※45名(引き算すると)
3/31火 感染者数 176人、治療終了132人。 ※44名(引き算すると)
4/ 1水 感染者数 180人、治療終了133人、治療中43名
4/ 2木 感染者数 183人、治療終了135人、治療中48名
4/ 3金 感染者数 188人、治療終了137人、治療中51名
4/ 4土 感染者数 191人、治療終了140人、治療中51名
* これまでの死亡者は8人。北海道新聞朝刊から。

1日に数名程度の感染者増があっても、それを見つけてクラスターを潰す。感染者は軽症者施設か自宅待機。重症者は専門病院での高度医療…。ということで北海道は順調に推移しています。
 この状態を半年とか維持すれば、1)治療薬が間に合ってくる、ワクチンの見通しが出てくる、 2) 少しずつ集団免疫へと進んでいく(一年とか)、という希望が見えてきます。それにしても、高齢者や病気のある人が感染すれば危険なことには変わりないです。「いつまでこの状態が?」という疑問を目にしますが、間違いなく一年以上なので、感染クラスターの爆発がない範囲で社会的経済的活動を維持しながら、感染者は日々、少しずつ増えて…という長期戦ですねえ。まずは半年間、次はオリンピック開催に期待して一年間の辛抱…。
 北海道や東北、雪で半年近く籠もる生活をしてきた人たちは頑張れますね。これが北国の戦い方ですが、東京から関西の大都市圏は、感染大爆発しないでいられるかどうかの瀬戸際…。

まだ閉鎖していないオランダ…。ヨーロッパ標準の悲惨さ?!2020年04月05日 15:21

オランダ在住の大昔の教え子(といってもそれなりの年齢なので知人…)からメール返信がありました。本人と奥さん共々、ドイツやベルギーに近い!?田舎に避難して3週間目…。
オランダ国は閉鎖していないようですが活動自粛して他のヨーロッパの国々と似たような様子。まだ医療崩壊ではないようですがカオス状況…。引退した医師や看護師をコールバックしているが、マスクをはじめ、呼吸器、薬が不足。呼吸器は一台で2人装着、集中治療室(ICU)は本来看護師一人に患者一人なのが、今は患者4人…。ICU病床はドイツとは比較にならないくらい少ない。

 これは普段から「高齢者への最終医療をしない」政策をとっていたためらしいです。以前読んだことがありましたが、ヨーロッパでは寝たきりの高齢者数が極めて少ないのは、(胃瘻などの) 医療を提供しないで自然に亡くなるのに任せるという施策のため…。
 これとあいまって、若者はあまり罹らないし関心ないので、「世代間の相違」が大きく、「感染させない」といった意識は「ない」。 自由主義、個人意識が高いところなのでそのようです…。


 やれやれ。高齢の私などは自衛せねばとつくづく思いながら読んだ次第です。オランダでは食料品などは買えるようなので、コロナ禍の嵐の中、無事に過ごして欲しいと思いました。

東京はとうとう感染者143人。感染第2期に突入―!?2020年04月05日 19:16

「16 17 41 47 40 63 68 13 78 66 97 89 118 143人 (4/5)
医療機関で今日見つかった感染者143人、そのうち92人が経路不明です。
先のブログに書きましたが、1日の感染者が100名程度で推移するならば…と見ていましたがダメでした。経路不明感染者が92人と2/3を占めるなど一挙に増え、いよいよ感染爆発一歩手前です。個人的な予想式では、2週間程度で日毎の感染者数が1000人以上…という状況。
*日本は来院した人のみPCR検査を実施しているので、報告される感染者数は頭打ちになる可能性があります。そのため、今後の状況把握は感染者数ではなく「死者数」で見るべきでしょう。

○日本は「感染第2期」に入ったのでしょう―。

1)感染クラスターを追跡していく日本方式がほぼ破綻。
2)ICUの病床数がイタリアの半分の日本。重症化患者への対応はすでに限界 (ICU学会理事の発言…)、人工呼吸器や人工肺の数も不足し、操作経験のある医療者の数も十分ではない状況。
3)死者数をできるだけ低く維持しながら、医療崩壊が起きないように医療体制を持続させること―。
そのための優先事項は「医療関係者が疲弊しないよう医療体制を維持する」ことです。

○たぶん数ヶ月先に来るかもしれない「日本の第3期」は、 (3) が実現できれば死者数は爆増せず、例えば1日の死者数が100-200名程度といった状態が継続する…ことだと思います。
*肺の病気による死者は年間約10万人 (1日当たり274名)。そこに新型コロナウイルスによる死者が加わるならば1日に300名以上…という計算があります。

ということで、一喜一憂しながら東京の感染者数を追いかける意味はなくなったようですが、今後の備忘録として続けたいと思います。
いずれにしても、私たちができることは「感染しないこと」に尽きます。